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・只見川 曾野綾子の短編『只見川』の音声朗読CD。静かに、美しく、悲しい物語。1時間の朗読を聴き終ると、余韻に浸りながらしばらくなにもできなかった。 福島県の会津地方を流れる只見川のちかく。17歳の小雪は山奥の村で理髪店を営む男の家に嫁ぐ。だが蜜月はほんの僅かな時間だけで、夫は戦争に出征した。気の合わない姑と二人で留守を守る。初夜の思い出を胸に秘めて、夫の無事な帰りをひたすら待ち続ける妻だが、最後に待ち受けていたのは、これ以上ないほど夫婦にとって残酷な運命だった。 曽野綾子というと長編が有名だが、こんな傑作短編があったとは掘り出し物だった。女性朗読者の深く静かな声が素晴らしくて、この声のコンテンツをもっと聴きたいと思った。電子書籍ばかりが注目されているが、朗読コンテンツはスマホ時代にもっと流行ってよさそうなものだ。 なおこのコンテンツはiTunesでオーディオブックとして購入するほうが安くて手軽である。iPhoneユーザーにはこちらがおすすめ。
https://plus.google.com/106218564410864892476March 28, 2013 at 08:04PM
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