癌予防のためオーガニック食品促進を・・・ という報告 : ”オーガニック”の定義をはっきりさせないと、へんな宣伝に使われたり、へんな概念に凝り固まった・・・”ロハス”的のような曖昧さを具有する事となる。それが信念となり、なんらかの凝り塊、プロパガンダとなる・・・そういうのを毛嫌いする私としては、オーガニック・ロハスというのには個人的に距離を置いているのだが・・・ この論文は、殺虫剤残留物がテーマの書き出し・・・ 殺虫剤濃度は低濃度であっても毒性増加示唆。オーガニック食品マーケットはヨーロッパ各国で急激に広がり、合成肥料・殺虫剤、さらには、遺伝子操作食品使用を許容せず、さらには医動物薬物使用も制限するような許容性の狭い状況となっている。結果的にはオーガニック製品は通常食品より殺虫剤残留物少ない状況となる。 2018 2018 European Food Safety Authority reportによると、製品サンプルにて1つ以上の定量可能な残留物存在は44%、即御低可能な殺虫剤残留物存在は6.5%。 米国観察研究で、ジアルキルリン酸塩濃度がオーガニック食品非使用者は 163 nmol/gCr vs 使用者 106 nmol/gCrといおう観察研究結果。オーストラリア・ニュージーランドの研究ではオーガニック食品使用者は90%程減少した成人報告。 殺虫剤残留物が少ないため、オーガニック食品嗜好頻用者は発癌リスクが少ないという仮説 その検証のための報告というのだが・・・ EU認可の有機農法としてのnatural pesticideの存在は残留農薬少なく、また、今まで非ホジキンリンパ腫で発癌リスク報告ある程度しかない。また、オーガニック食品嗜好性は健康的なライフスタイル嗜好性の高い人が多く、交絡要素となり得る。従って病因論的な解釈は慎重になされるべき。 そのような前置きが書かれている。 Association of Frequency of Organic Food Consumption With Cancer Risk Findings From the NutriNet-Santé Prospective Cohort Study Julia Baudry, et. al. JAMA Intern Med. Published onl...