AWS Cloud Developement Kit : VPC編#1 : AWS Cloud Development Kit (以下CDK)はプログラミング言語を使用してAWS環境の定義、デプロイができるフレームワークです。CDKのコードは最終的にCloudFormationのテンプレートに変換されてデプロイされるため、宣言型のCloudFormationの持つ冪等性(繰り返し実行しても同じ結果になる)の恩恵を受けつつ、様々なデータ構造や繰り返しなどの制御構造を持つプログラミング言語でインフラストラクチャを記述できるというメリットがあります。2019/1/20時点ではDeveloper Previewで、C#/JavaScript/TypeScript/Javaで記述することができます。 今回はTypeScriptでVPCを作成します。 環境 OS: macOS Sierra (10.12.6) AWS CDK: 0.22.0 基本的にはNode.jsが動く環境であればどの環境でも動作するはずです。 前提条件 以下は予めインストールしておく必要があります。 Node.js (>= 8.11.x) AWS CLI git AWS CDK ( インストール手順 ) CDKプロジェクトの初期化 CDKプロジェクトをデフォルトテンプレートから初期化します。 CDKをアップデートします。 $ npm -g update aws-cdk $ cdk --version 0.22.0 (build 644ebf5) プロジェクトフォルダを作成します。 $ mkdir aws-cdk-vpc-sample $ cd aws-cdk-vpc-sample プロジェクトを初期化します。 $ cdk init --language typescript プロパティ指定なしで VPCを作成する。 プロパティを一切指定せずにVPCを作成します。 @aws-cdk/aws-ec2 パッケージをインストールします。 $ npm install @aws-cdk/aws-ec2 lib/aws-cdk-vpc-sample.ts を編集し、VPCをスタックに追加します。 import cdk = require(...