日本が個人情報保護法を改正した目的の一つに、欧州連合(EU)から一方的に課せられている「パーソナルデータ移転の制限」を取り除くことがある*1。このため、個人情報保護委員会の設置をはじめ、要配慮個人情報の導入や、小規模の事業者への適用除外の廃止など、改正法に盛り込まれた規制強化となる規定の多くは、EUの法制度を意識した内容となっている。はたして、日本はEUから円滑にパーソナルデータの移転ができるようになるのか。今回は、EUとの交渉で先行する米国の状況を見ながら、日本のとるべき対応について考える。
24.03.2016 00:59
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March 24, 2016 at 08:59AM
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