Alphabet、ドローン配達サービス「Wing」を2019年にフィンランドで開始

Alphabet、ドローン配達サービス「Wing」を2019年にフィンランドで開始:



Googleの親会社Alphabetは、自動飛行するドローンを使った配達のプロジェクトを進めてきたが、2019年春にドローン配達サービス「Wing」をフィンランドで開始する。

まずはヘルシンキで小規模のトライアルとして展開する見込みで、ヘルシンキの住人はモバイルアプリからドローンによる配達のスケジュールを設定できるようになる。

・重さ1.5キロまで運搬

配達に使われるドローンは、翼幅1メートル、重量5キロで、重さ1.5キロまでの積載に対応する。



注文のあった品が積み込まれると、ドローンはシステムに入力された配達先まで自動飛行。そして目的地に着くと徐々に高度を下げ、ピックアップできるよう商品を地面に置く。Wingによると、往復20キロの範囲をカバーできるという。

このサービスは一般のユーザーのオンライン買い物での利用はもちろん、小規模の事業者の荷物運搬にも活用される見込みだ。

・試験を18カ月展開



Wingはこれまで、オーストラリアで18カ月にもわたる試験を行い、食品や医薬品、家庭用品などの運搬を繰り返してきた。

その中で、安全に問題なく運べることを確認するとともに、ドローン配達による二酸化炭素排出量が、従来の輸送に比べ22分の1であることも確かめられた。

Wingは現在、フィンランドの人を対象にオンライン調査を実施していて、どのエリアでこのサービスの需要があるのかを今後特定し、ヘルシンキ外にもサービスを拡大させる計画だ。

Wing

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