COPD:アスピリン連日使用 中等度急性増悪、呼吸困難度、QOL改善?
COPD:アスピリン連日使用 中等度急性増悪、呼吸困難度、QOL改善?:
COPDとアスピリン使用に関しては下記報告もある
Aspirin Use and Respiratory Morbidity in COPD: a Propensity Score Matched Analysis in SPIROMICS
Ashraf Fawzy, et al. for the SPIROMICS Investigators
CHEST journals ; Articles in Press
DOI: https://doi.org/10.1016/j.chest.2018.11.028
https://journal.chestnet.org/article/S0012-3692(18)32887-3/fulltext
【背景】COPDのアスピリン使用は、数少ないequivocalな研究のメタ回帰による全原因死亡率減少関連が示されているのみで、アスピリンのCOPD併存症への影響は不明
【研究方法】 COPD (FEV1/FVCアスピリン使用は、非使用者とpropensity scoreに基づき1:1マッチ化
アスピリン使用とAECOPD全て、中等症、重症をゼロ過剰負二項モデル zero-inflated negative binomial modelを用い相関検討
線形あるいはロジスティクス回帰を用い、ベースラインの呼吸器症状、QOL、運動耐用との相関検討
【結果】ベースラインで、1698名被検者中45%が連日アスピリン使用
propensity score matchingにて、503被検者-ペア
アスピリン使用者は、全AECOPODの発生頻度減少 (補正発生頻度比率 [IRR] 0.78, 95% 信頼区間[CI]: 0.65-0.94)
重症では認めない (IRR 0.86, 95%CI: 0.63-1.18)が、中等症で同様影響あり
アスピリン使用は、全SGRQスコア減少と相関 (β -2.2, 95%CI: -4.1, -0.4)し、中等・重症呼吸困難オッズ(mMRCアンケートスコア 2以上オッズ比:0.69, 95%CI: 0.51-0.93)減少、CATスコア(β -1.1; 95%CI: -1.9, -0.2) 減少と相関
しかし、6分間歩行距離とは関連せず (β 0.7 meters; 95%CI: -14.3, 15.6)
【結論】連日アスピリン使用は、COPD急性増悪発生率減少、呼吸困難度低下、QOL良好性と関連。
未知あるいは残余寄与要素から考え、RCT必要
COPD:アスピリンの(慢性気管支炎がらみ?)COPD急性増悪予防効果、ワーファリンの予後悪化作用?
https://kaigyoi.blogspot.com/2018/05/copdcopd.html
SPIROMICS研究: 拡張剤使用後FEV1/FVC≧0.7の現行・既往喫煙のうち有症状(CAT10以上)の病的意義明らかに
https://kaigyoi.blogspot.com/2016/05/spiromics-fev1fvc07cat10.html70>
COPDとアスピリン使用に関しては下記報告もある
Aspirin Use and Respiratory Morbidity in COPD: a Propensity Score Matched Analysis in SPIROMICS
Ashraf Fawzy, et al. for the SPIROMICS Investigators
CHEST journals ; Articles in Press
DOI: https://doi.org/10.1016/j.chest.2018.11.028
https://journal.chestnet.org/article/S0012-3692(18)32887-3/fulltext
【背景】COPDのアスピリン使用は、数少ないequivocalな研究のメタ回帰による全原因死亡率減少関連が示されているのみで、アスピリンのCOPD併存症への影響は不明
【研究方法】 COPD (FEV1/FVCアスピリン使用は、非使用者とpropensity scoreに基づき1:1マッチ化
アスピリン使用とAECOPD全て、中等症、重症をゼロ過剰負二項モデル zero-inflated negative binomial modelを用い相関検討
線形あるいはロジスティクス回帰を用い、ベースラインの呼吸器症状、QOL、運動耐用との相関検討
【結果】ベースラインで、1698名被検者中45%が連日アスピリン使用
propensity score matchingにて、503被検者-ペア
アスピリン使用者は、全AECOPODの発生頻度減少 (補正発生頻度比率 [IRR] 0.78, 95% 信頼区間[CI]: 0.65-0.94)
重症では認めない (IRR 0.86, 95%CI: 0.63-1.18)が、中等症で同様影響あり
アスピリン使用は、全SGRQスコア減少と相関 (β -2.2, 95%CI: -4.1, -0.4)し、中等・重症呼吸困難オッズ(mMRCアンケートスコア 2以上オッズ比:0.69, 95%CI: 0.51-0.93)減少、CATスコア(β -1.1; 95%CI: -1.9, -0.2) 減少と相関
しかし、6分間歩行距離とは関連せず (β 0.7 meters; 95%CI: -14.3, 15.6)
【結論】連日アスピリン使用は、COPD急性増悪発生率減少、呼吸困難度低下、QOL良好性と関連。
未知あるいは残余寄与要素から考え、RCT必要
COPD:アスピリンの(慢性気管支炎がらみ?)COPD急性増悪予防効果、ワーファリンの予後悪化作用?
https://kaigyoi.blogspot.com/2018/05/copdcopd.html
SPIROMICS研究: 拡張剤使用後FEV1/FVC≧0.7の現行・既往喫煙のうち有症状(CAT10以上)の病的意義明らかに
https://kaigyoi.blogspot.com/2016/05/spiromics-fev1fvc07cat10.html70>
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