Ruby 製サーバーレスフレームワーク Jets は AWS Container HERO がメインで開発しているようだ
Ruby 製サーバーレスフレームワーク Jets は AWS Container HERO がメインで開発しているようだ:
Ruby 製サーバーレスアプリフレームワークの Jets について、調査・検証をするのが楽しく、コツコツと調べています。
Jets の生みの親であり、AWS Contaier HERO の Tung Nguyen さんが、ほぼ1人で高頻度な開発・メンテナンスをしているようです。
以下、調べた内容を紹介します。
まず注目度について、GitHub スター数推移から確認します。 Star History というサイトを使って調べました。
https://www.timqian.com/star-history/#tongueroo/jets
やはり、Lambda の Ruby 公式サポートが公開されたあたりから一気にスター数が増加していますね。
注目度はこれからも上っていきそうな予感がします。
GitHub リポジトリの Releases から確認します。
https://github.com/tongueroo/jets/releases
数日単位でバージョンが更新されていることがわかりますね…!
まだまだ成熟しておらず、発展途上という印象があります。
GitHub リポジトリの Contributors から確認します。
https://github.com/tongueroo/jets/graphs/contributors
ほぼ Jets の生みの親である Tung Nguyen さん1人でメンテナンスされていることがわかります。
1人でこの更新頻度…。半端無いですね。
一方で、Tung さんが更新しなくなったらメンテナンス自体も止まってしまう、というリスクも感じました。
ここまで調べたところで、いったいこの Tung Nguyen さんという方は何者なのか?という疑問が湧きました。
ここからは Tung Nguyen さんについて調べたことをまとめます。
https://www.boltops.com/about
Tung Nguyen さんは BoltOps という会社の Founder and Presidentです。
BoltOps は、AWS に特化した DevOps に関するコンサルティングを行う会社で、AWS の Technology Partner にも登録されています。
BoltOps のホームページ にこんな一節があります。
BoltOps が開発するツールに関する開発哲学についてのブログも面白いです。
BoltOps Tooling and Software Design Philosophy
Rails でお馴染みの Convention Over Configuration(設定より規約)、Docker の世界で語られている Batteries included but removable(取り外し可能なバッテリー) といった哲学を取り入れつつ作っていることがわかります。
そして冒頭でも書いたとおり、Tung さんは AWS Container HERO です。2018 年から AWS Container HERO に認定されたようです。
ちなみに AWS Heroes を見ると、AWS Container HERO の人数は世界でたった5人しかいません。
AWS re:invent 2018 の Container に関するガイド も執筆されていました。
このことから、Tung さんは Container や AWS に関する知見に詳しいことが認められている方だ、ということが見て取れますね。
調べた結果、ただ Tung さんが只者ではない みたいな内容になってしまいましたが、別の観点から調べてみたことで、より Jets が期待を持てそうなツールであることが見えてきた気がします。
また随時調べていこうと思いますが、こんなことが気になる・知りたいといったことなどあればアドバイスいただけるとありがたいです。
はじめに
Ruby 製サーバーレスアプリフレームワークの Jets について、調査・検証をするのが楽しく、コツコツと調べています。- Ruby 製サーバーレスフレームワークの Jets を検証してみたら、Rails ライクに使えていい感じだった - Qiita
- Ruby 製サーバーレスフレームワーク Jets から DynamoDB アイテムの CRUD 操作を試す - Qiita
tl;dr
Jets の生みの親であり、AWS Contaier HERO の Tung Nguyen さんが、ほぼ1人で高頻度な開発・メンテナンスをしているようです。以下、調べた内容を紹介します。
どれだけ注目されているか
まず注目度について、GitHub スター数推移から確認します。 Star History というサイトを使って調べました。https://www.timqian.com/star-history/#tongueroo/jets
やはり、Lambda の Ruby 公式サポートが公開されたあたりから一気にスター数が増加していますね。
注目度はこれからも上っていきそうな予感がします。
どんな頻度でメンテナンスされているか
GitHub リポジトリの Releases から確認します。https://github.com/tongueroo/jets/releases
数日単位でバージョンが更新されていることがわかりますね…!
まだまだ成熟しておらず、発展途上という印象があります。
誰が主にメンテナンスしているか
GitHub リポジトリの Contributors から確認します。https://github.com/tongueroo/jets/graphs/contributors
ほぼ Jets の生みの親である Tung Nguyen さん1人でメンテナンスされていることがわかります。
1人でこの更新頻度…。半端無いですね。
一方で、Tung さんが更新しなくなったらメンテナンス自体も止まってしまう、というリスクも感じました。
Tung Nguyen さんはいったい何者なのか?
ここまで調べたところで、いったいこの Tung Nguyen さんという方は何者なのか?という疑問が湧きました。ここからは Tung Nguyen さんについて調べたことをまとめます。
BoltOps の Founder and President
https://www.boltops.com/aboutTung Nguyen さんは BoltOps という会社の Founder and Presidentです。
BoltOps は、AWS に特化した DevOps に関するコンサルティングを行う会社で、AWS の Technology Partner にも登録されています。
BoltOps が開発しているツール
BoltOps のホームページ にこんな一節があります。
Get world-class AWS infrastructure without the hassle. We live and breathe AWS and we have built many tools that prove it.ホームページには、以下のような AWS のインフラ構築をサポートする開発ツールが紹介されています。いずれも、Tung さんがメインメンテナでした。恐ろしい…
(意訳) 手間をかけずにワールドクラスの AWS インフラを手に入れよう。我々は AWS を生き、それを証明するためのたくさんのツールを作りました。
ツール名 | 概要 |
---|---|
Jets | Ruby Serverless Framework. |
Ufo | AWS ECS docker deployment tool. |
Lono | A CloudFormation framework tool that helps you build your CloudFormation templates. |
Sonic Screwdriver | Multi-functional tool to manage AWS infrastructure. A swiss army knife with a variety of uses. |
Jack | Tool to manage AWS Elastic Beanstalk environments. |
BoltOps Tooling and Software Design Philosophy
Rails でお馴染みの Convention Over Configuration(設定より規約)、Docker の世界で語られている Batteries included but removable(取り外し可能なバッテリー) といった哲学を取り入れつつ作っていることがわかります。
AWS Container HERO
そして冒頭でも書いたとおり、Tung さんは AWS Container HERO です。2018 年から AWS Container HERO に認定されたようです。
ちなみに AWS Heroes を見ると、AWS Container HERO の人数は世界でたった5人しかいません。
AWS re:invent 2018 の Container に関するガイド も執筆されていました。
このことから、Tung さんは Container や AWS に関する知見に詳しいことが認められている方だ、ということが見て取れますね。
まとめ
- Jets は Lambda の Ruby サポートが始まってから注目度が急上昇している
- Jets は AWS Container HERO という AWS に精通されている方が開発しており、信頼が置けそう
- 数日単位にリリースバージョンが更新されており、まだまだ発展途上
- 一方、メインメンテナが Tung さん1人という状況なので、万一のメンテナンスが止まるリスクは念頭に置く必要ありそう
おわりに
調べた結果、ただ Tung さんが只者ではない みたいな内容になってしまいましたが、別の観点から調べてみたことで、より Jets が期待を持てそうなツールであることが見えてきた気がします。また随時調べていこうと思いますが、こんなことが気になる・知りたいといったことなどあればアドバイスいただけるとありがたいです。
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