AWS メディアサービスの概要と使いどころ
AWS メディアサービスの概要と使いどころ:
AWSが提供しているAWSElementalを主軸とした映像メディア系のサービス群
何を提供しているかは以下を見ればわかるのだが、自身の理解も含めてどんなことができるのか噛み砕いてみた
https://aws.amazon.com/jp/media-services/
大きく3つが可能
1. OTT(オーバザ・トップ)ビデオ配信
2. ブロードキャスト配信
3. メディア変換サービス
OTTビデオ配信は、ライブ映像やビデオファイルなどをインターネットを介して、顧客に映像配信するサービス。
ブロードキャスト配信サービスはOTTとの違いが難しいが、ライブ映像を多地点に同時に提供する
ライブビューイングなども可能(OTTでも可能と思うが)
メディア変換サービスはわかりやすく、元のビデオファイルをMP4やHLSなどのビデオ形式および適切な解像度などに変換し、ビデオ提供をしやすくするサービス
FFMpegで実施していたことがサーバレスで可能
上記から、AWSメディアサービスを使うと
・YoutubeやNetfilxなどのビデオ配信(ライブ含む)
・AmazonVideoなどのVOD(ビデオオンデマンド)サービス
・映画館などで実施しているライブビューイング(youtubeライブなども同等)
・ビデオ変換/ダウンローダサービス(FFMpeg相当のビデオ変換)
ができるようになる
割と初期投資が必要そうな内容を手軽にサービスとして組み込んで始められる
またはすでに提供している業者もサーバレスとしての拡張性やクラウド特有の使った分だけの料金コストになることも魅力の1つと言える
次からはAWSメディアサービスの概要とどこで使うかをざっと記載する
大規模なブロードキャストやマルチスクリーン配信向けのビデオオンデマンド (VOD) コンテンツを簡単に作成
⇨繰り返しになるがFFMpegによる変換と同等のことをサーバレスに実施できる。ビデオファイルをMP4やHLSなりに変換して提供。AWSメディアサービスの中で最もわかりやすく使われそう。
老舗サービスとなるElastic Transcoderとできることはだいたい同じでの比較は別途詳細に実施したいが、とりあえずはMediaConvertを使うべき。AWSが力を入れて機能拡張をしていくのはこちらなので。
これを書いた時点ではざっくり音声のみのHLS作るなどかゆいところでまだElastic Transcoderが優位なこともある模様。
高品質なライブ動画伝送サービス。
放送事業者が伝送のために利用している、衛星ネットワークやファイバー接続の代わりに安定した伝送を提供できる
⇨放送事業者のためのライブ伝送サービス。ライブビューイングなどを利用する事業者は利用してということか。放送事業者や映画館など品質を確実に担保する映像サービスを提供する事業者以外に利用するところが思いつかない、、
ブロードキャストとマルチスクリーンビデオ配信のために入力をライブ出力に変換する
RTP/RTMP/MP4⇨HLS/Microsoft Smooth/RTMP/UDPなどのメディア出力に変換
⇨ライブストリーミングよる映像配信を手軽に実施する場合に利用。
AmabaTVみたいなインターネットTV局みたいなサービスが使いどころか
インターネット配信に向けた信頼性の高い動画の作成と保護を行う
ライブ映像をマルチデバイス向けに加工、DRM保護などを行える
今の所HLSのみインプット対応の模様。CloudFrontの配信用ディストリビューションも同時作成可能
⇨ライブ映像をサービスとして提供するための加工、配信に利用
MediaLiveやMediaConvertとなどとセットで使うことが前提に見える
ビデオストリームにターゲット広告を個別に挿入
⇨ビデオに広告を手軽に挿入しマージできる。動画で広告サービスを実施するときはやりやすい
メディア向けに最適化された AWS ストレージサービス
⇨メディア用S3と考えればよさそう。容量、アクセスにあわせてスケールする。大規模配信向け
Elementalサービスではないけど、おまけ的に
分析、機械学習 (ML)、再生、およびその他の処理のために、接続されたデバイスから AWS へ動画を簡単かつ安全にストリーミングする
⇨映像分析のためのバイパス。配信のためにも使えはしそうだが、映像を渡してその先で分析や学習するための利用を推奨している
SageMakerでの映像分析やRekognition Videoでの機械学習など
いろんなサービスがあるのはわかったが、じゃあどういう風に連携して使うのかについて
サービス提供例をまとめてみた
いままで物理機器やOSSソフトウェアに頼っていたところをAWSサービスに置き換えて、スケーリングを任せられる感じが良い
GUI⇨S3アップロード⇨Lambdaでキック⇨MediaConvert変換⇨CloudFrontで配信
みたいな構成で利用
video再生クライアントはなんでも良いけど、Video.JSなど
ライブソース取り込み⇨(MediaConnect)⇨MediaLive⇨MediaStore⇨CloudFrontで配信のような構成で利用
インターネットTVなどを実施したい場合
・複数形式に変換やDRMなどのコンテンツ保護を入れたい場合はMediaPackageを利用
・広告を入れたい場合はMediaTailorを利用
・ライブではなくビデオファイルを利用する場合、上記のVOD変換形式などでビデオを作成しつて利用
映像ソースをKinesisVideoStreamsに取り込み⇨機械学習のSageMakerや映像分析RekognitionVideoのサービスに渡して分析
メディアサービスはAWSの中でも、ニッチよりなサービスと思うが
映像関連はメディア系、教育系などにニーズは多々あると思われるため今後も使い方を学んでいきたい。
AWSメディアサービスとは
AWSが提供しているAWSElementalを主軸とした映像メディア系のサービス群何を提供しているかは以下を見ればわかるのだが、自身の理解も含めてどんなことができるのか噛み砕いてみた
https://aws.amazon.com/jp/media-services/
大きく3つが可能
1. OTT(オーバザ・トップ)ビデオ配信
2. ブロードキャスト配信
3. メディア変換サービス
OTTビデオ配信は、ライブ映像やビデオファイルなどをインターネットを介して、顧客に映像配信するサービス。
ブロードキャスト配信サービスはOTTとの違いが難しいが、ライブ映像を多地点に同時に提供する
ライブビューイングなども可能(OTTでも可能と思うが)
メディア変換サービスはわかりやすく、元のビデオファイルをMP4やHLSなどのビデオ形式および適切な解像度などに変換し、ビデオ提供をしやすくするサービス
FFMpegで実施していたことがサーバレスで可能
上記から、AWSメディアサービスを使うと
・YoutubeやNetfilxなどのビデオ配信(ライブ含む)
・AmazonVideoなどのVOD(ビデオオンデマンド)サービス
・映画館などで実施しているライブビューイング(youtubeライブなども同等)
・ビデオ変換/ダウンローダサービス(FFMpeg相当のビデオ変換)
ができるようになる
割と初期投資が必要そうな内容を手軽にサービスとして組み込んで始められる
またはすでに提供している業者もサーバレスとしての拡張性やクラウド特有の使った分だけの料金コストになることも魅力の1つと言える
次からはAWSメディアサービスの概要とどこで使うかをざっと記載する
AWSメディアサービスの概要
MediaConvert
大規模なブロードキャストやマルチスクリーン配信向けのビデオオンデマンド (VOD) コンテンツを簡単に作成⇨繰り返しになるがFFMpegによる変換と同等のことをサーバレスに実施できる。ビデオファイルをMP4やHLSなりに変換して提供。AWSメディアサービスの中で最もわかりやすく使われそう。
老舗サービスとなるElastic Transcoderとできることはだいたい同じでの比較は別途詳細に実施したいが、とりあえずはMediaConvertを使うべき。AWSが力を入れて機能拡張をしていくのはこちらなので。
これを書いた時点ではざっくり音声のみのHLS作るなどかゆいところでまだElastic Transcoderが優位なこともある模様。
MediaConnect
高品質なライブ動画伝送サービス。放送事業者が伝送のために利用している、衛星ネットワークやファイバー接続の代わりに安定した伝送を提供できる
⇨放送事業者のためのライブ伝送サービス。ライブビューイングなどを利用する事業者は利用してということか。放送事業者や映画館など品質を確実に担保する映像サービスを提供する事業者以外に利用するところが思いつかない、、
MediaLive
ブロードキャストとマルチスクリーンビデオ配信のために入力をライブ出力に変換するRTP/RTMP/MP4⇨HLS/Microsoft Smooth/RTMP/UDPなどのメディア出力に変換
⇨ライブストリーミングよる映像配信を手軽に実施する場合に利用。
AmabaTVみたいなインターネットTV局みたいなサービスが使いどころか
MediaPackage
インターネット配信に向けた信頼性の高い動画の作成と保護を行うライブ映像をマルチデバイス向けに加工、DRM保護などを行える
今の所HLSのみインプット対応の模様。CloudFrontの配信用ディストリビューションも同時作成可能
⇨ライブ映像をサービスとして提供するための加工、配信に利用
MediaLiveやMediaConvertとなどとセットで使うことが前提に見える
MediaTailor
ビデオストリームにターゲット広告を個別に挿入⇨ビデオに広告を手軽に挿入しマージできる。動画で広告サービスを実施するときはやりやすい
MediaStore
メディア向けに最適化された AWS ストレージサービス⇨メディア用S3と考えればよさそう。容量、アクセスにあわせてスケールする。大規模配信向け
Kinesis Video Streams
Elementalサービスではないけど、おまけ的に分析、機械学習 (ML)、再生、およびその他の処理のために、接続されたデバイスから AWS へ動画を簡単かつ安全にストリーミングする
⇨映像分析のためのバイパス。配信のためにも使えはしそうだが、映像を渡してその先で分析や学習するための利用を推奨している
SageMakerでの映像分析やRekognition Videoでの機械学習など
メディアサービスの使い所
いろんなサービスがあるのはわかったが、じゃあどういう風に連携して使うのかについてサービス提供例をまとめてみた
いままで物理機器やOSSソフトウェアに頼っていたところをAWSサービスに置き換えて、スケーリングを任せられる感じが良い
VoD変換配信サービス
GUI⇨S3アップロード⇨Lambdaでキック⇨MediaConvert変換⇨CloudFrontで配信みたいな構成で利用
video再生クライアントはなんでも良いけど、Video.JSなど
ライブビューイングサービス(インターネットTVサービス)
ライブソース取り込み⇨(MediaConnect)⇨MediaLive⇨MediaStore⇨CloudFrontで配信のような構成で利用インターネットTVなどを実施したい場合
・複数形式に変換やDRMなどのコンテンツ保護を入れたい場合はMediaPackageを利用
・広告を入れたい場合はMediaTailorを利用
・ライブではなくビデオファイルを利用する場合、上記のVOD変換形式などでビデオを作成しつて利用
防犯カメラ分析
映像ソースをKinesisVideoStreamsに取り込み⇨機械学習のSageMakerや映像分析RekognitionVideoのサービスに渡して分析
まとめ
メディアサービスはAWSの中でも、ニッチよりなサービスと思うが映像関連はメディア系、教育系などにニーズは多々あると思われるため今後も使い方を学んでいきたい。
コメント
コメントを投稿