【Loup Ventures調査】2018年米国スマートスピーカーIQテスト、Googleが首位を維持するもライバルが大きく改善傾向に

【Loup Ventures調査】2018年米国スマートスピーカーIQテスト、Googleが首位を維持するもライバルが大きく改善傾向に:

2018年12月20日、Loup Venturesが発表したAI音声アシスタントの評価テスト結果のレポートを紹介する。

原文ではIQテストとなっているが、実際には質問への回答テスト。Apple Siri、Google Assistant、Amazon Alexa、Microsoft Cortanaに対して、約800の質問を行い、その結果を2017年2月から2018年12月まで継続調査されたものとなっている。テストに使われたデバイスはAmazon Echo (第2世代)、Google Home Mini、Apple HomePod、Harman Kardon Invokeだ。

今回は「質問を理解できたか?」「正しく返答できたか?」の2つの指標で評価。また質問は以下5つのカテゴリで行われた。

質問のカテゴリ

・ローカル – 最も近いコーヒーショップはどこ?

・コマース – ペーパータオルを注文して

・ナビゲーション – バスでアップタウンへ行く方法は?

・インフォメーション – 今夜は誰がツインズをプレイする?

・コマンド – 今日の午後2時にスティーブに電話するのをリマインドして

正解率





Image: Loup Ventures
正しく返答できた率はGoogle Assistantがトップ。次いでApple Siri、Amazon Alexa、Microsoft Cortanaと続いた。

質問の理解力についてはGoogle Assistantが100%とトップだが、他社も99.0〜99.6%と高いレベルにある。




Data:Loup Ventures / Image: robot start inc.
発表されたデータをグラフにしたもの。正解率ではGoogleが依然として突出している。

カテゴリ別の正解率





Image: Loup Ventures
Google Assistantは、コマンドを除くすべてのカテゴリで優秀だった。コマンドのみApple Siriがトップ。コマースでAmazon Alexaがトップではない。

カテゴリ別の正解率の改善傾向

以下のグラフはアシスタントごとの改善傾向を示したもの。





Image: Loup Ventures
Googleは調査開始以来、順調に各カテゴリで精度をあげてきているのがわかる。




Image: Loup Ventures
Appleはこの1年でナビゲーション、インフォメーション、コマンドが大きく伸びた。




Image: Loup Ventures
Amazonはここ1年でインフォメーションが大きく伸びている。




Image: Loup Ventures
Microsoftは全体としては伸びているものの、相対的には伸びが少ない状況だ。

なお、本調査はあくまで英語版の調査であり、日本語版では別の結果になる可能性もあるだろう。



Source:Loup Ventures

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