DSaaS侵入防御イベントでALBのIPアドレスが出る時の対処法

DSaaS侵入防御イベントでALBのIPアドレスが出る時の対処法:


Deep Security as a ServiceのエラーをAmazon SNSにJOSNに送る

各監視サーバでエラー,warningが出た時に、Amazon SNSにJOSNを送ってくれます。

Amazon SNSトピックへのイベントの転送を有効にする手順についてはこちら
Amazon SNSでのイベントへのアクセス

送られてくるJOSNの説明はこちら
JSON SNS設定


便利だなー


あれ?


なんか侵入しようとしてるやついるぞ


でもIPおかしくね?

送られてくる、 JSONのDescriptionに

Reason: URI Path Length Too Long 
 SourceIP: 10.0.0.0(ローカルIPじゃないか!) 
 SourceMAC: 00:00:00:00:00:00 
侵入防御してくれてるのは良いけど、どうみてもローカルのIPじゃないか・・・

ALBが悪さしてるのかと思って、AWSに問い合わせてしまったじゃないか・・・


Trend Micro様に聞いてみた

当窓口で確認できているX-Forwarded-Forヘッダを侵入防御イベントに出力する設定は、下記となります。 
 
 1.以下の侵入防御ルールが適用されている事を確認する。 
 
  ・"1006540 - Enable X-Forwarded-For HTTP Header Logging" 
 
 2.X-Forwarded-Forを出力させる侵入防御ルールのプロパティにて 
  以下のオプションにチェックが入っている事を確認する。 
 
  ・[イベント] -> "常にパケットデータを含める" 
 
面倒だが、割り当てられている 侵入防御ルール 全てに上記を適用する必要がある。

要注意なのが設定画面のわかりづらさ。



dsaas1.png


継承してるから大丈夫なのかな?と思いきや



Dsaas2.png


継承を外して、わざわざ 常にパケットデータを含める をONにしないとダメ!

ポリシーを変更したら、各コンピュータにポリシーの送信を忘れないようにしよう。

これでようやく悪さをしてるIPアドレスがわかるようになるよ。

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