【JavaScript】スイッチのJoy-Conをプレゼンリモコンにするワンライナー

【JavaScript】スイッチのJoy-Conをプレゼンリモコンにするワンライナー:

以前に Joystick Mapper という、ゲームパッドのボタンをキーに対応させる有料ツールを使ってJoy-Conをプレゼンリモコンにする方法が紹介されていました1が、ブラウザ上であればJavaScriptのワンライナーでJoy-Conをプレゼンリモコンにすることができます!



presentation-joy-con.gif



動作環境

  • macOS High Sierra
  • Chrome 70
  • Joy-Con (L)


準備

Joy-Con (L) を macOS の標準の機能で接続しておきます。



スクリーンショット 2018-10-20 17.47.02.png



Joy-Conをプレゼンリモコンにするワンライナー

以下のスクリプトをデベロッパーツール(Macであればcommand+option+I)の Console に貼り付け Enter で実行します

(()=>{const[a,b]=[0,3],[c,d]=[37,39];let e=!1;const f=a=>{if(e)return;const b=document.activeElement,c="IFRAME"===document.activeElement.tagName?b.contentWindow:window;[c,c.document].forEach(b=>{["keyup","keydown"].forEach(c=>{b.dispatchEvent(new KeyboardEvent(c,{keyCode:a}))})}),e=!0};setInterval(()=>{const g=navigator.getGamepads()[0];if(g){const e=g.buttons;if(e[a].pressed)return void f(c);if(e[b].pressed)return void f(d)}e=!1},1e3/60)})(); 
ページが再読み込みされた場合には、再度上記のスクリプトを実行する必要があります。


利用するボタン

画像で図示したボタンでスライドを進めたり、戻したりすることができます。


68747470733a2f2f71696974612d696d6167652d



対応サイト

以下の対応サイトで利用できることを確認しました


解説

Gamepad APIを利用してJoy-Con (L)で押されたボタンを検知し、dispatchEventで左矢印キー・右矢印キーのイベント(keyupkeydown)を発火しています。

Joy-Conのボタンイベントの取得はWeb Bluetooth APIで頑張らないとできないのかな思っていましたが、調べていくうちにGamepad APIが使えること2がわかりました。

一方、矢印キーを押すイベントについてはGoogle スライドのようにiframeの中で発生させないといけないものもあることがわかり、複数サイトで対応させる方が大変でした。


コード

minify前のコードはこちらです:
https://github.com/mascii/presentation-joy-con
git clone, npm install, npm run minify でminifyしたワンライナーを出力可能です。改善点ありましたら、ぜひPull Requestしてください!


参考

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