[初心者]AWSを無料の範囲で使っていると思ったら、2000円くらい請求された話
[初心者]AWSを無料の範囲で使っていると思ったら、2000円くらい請求された話:
11月分のクレジットカードの明細を見てみると、AWSから472円ほど請求されていました。
9月末の2,3日しか設定いじっていない割に高い!と思ったのが、ことの始まりです。
かなり前にAmazon Linux 2でmysql-serverがインストールできないときの対処方法で、NATゲートウェイを設定していました。
そして、MySQLなどの色々なツールをインストールしたので、EC2インスタンスの停止させ、NATゲートウェイは放置していました。
これが諸悪の根源でした。
NATゲートウェイとは、インスタンスから直接インターネットに接続するのではなく、プライベートサブネットからインターネットへの片方向通信を実現する機能です。
図にすると、下のようなイメージのインフラ構成を実現していました。
こうすることで、プライベートサブネットにあるDBサーバに、ソフトウェアをネットワーク経由でインストールしたり、アップデートができます。
EC2インスタンスもわざわざ無料枠であるAmazon Linux 2を選択して、お金がかからないものだと思っていました。
最初は、勉強がてら設定したElastic IPアドレスかと思いました。
しかし、数時間しか起動していないので、400円 = $4も取られるものか??と思って調べてみました。
EIPで料金発生するパターンとしないパターン #AWS | DevelopersIOより抜粋
数日で$4も請求されないな…となりました。
そもそもAWSの請求を見れば分かるのでは??と思い、請求画面を見ることにしました。
下記のURLにアクセスして、
https://console.aws.amazon.com/billing/home#/
Billsを選択すれば、請求明細を見ることができます。
10月の中旬~下旬あたりに気がついたので、10月の請求が恐ろしいことになっています。
9月のNATゲートウェイ費用
0.062/h * 323h = $3.60
10月のNATゲートウェイ費用
0.062/h * 323h = $20.03
参考書が1冊購入できるくらいのお金になってしまいました。
無料だと思わず、たまには請求額をチェックしよう。
めんどくさいな〜と思ったら、CloudWatchで請求額をモニタリングし、一定金額に達したら、事前に設定していたメールアドレスに連絡がくるように設定するとよいです。
具体的な手法は、AWS公式が紹介しているので、参考にすると良いかと思います。
予想 AWS 請求額をモニタリングする請求アラームの作成 - Amazon CloudWatch
使わなくなった不要なインスタンスは削除しましょう。
EIPで料金発生するパターンとしないパターン #AWS | DevelopersIO
月額料金の表示 - AWS 請求情報とコスト管理
予想 AWS 請求額をモニタリングする請求アラームの作成 - Amazon CloudWatch
背景
11月分のクレジットカードの明細を見てみると、AWSから472円ほど請求されていました。9月末の2,3日しか設定いじっていない割に高い!と思ったのが、ことの始まりです。
最初に結論
かなり前にAmazon Linux 2でmysql-serverがインストールできないときの対処方法で、NATゲートウェイを設定していました。そして、MySQLなどの色々なツールをインストールしたので、EC2インスタンスの停止させ、NATゲートウェイは放置していました。
これが諸悪の根源でした。
NATゲートウェイとは?
NATゲートウェイとは、インスタンスから直接インターネットに接続するのではなく、プライベートサブネットからインターネットへの片方向通信を実現する機能です。図にすると、下のようなイメージのインフラ構成を実現していました。
こうすることで、プライベートサブネットにあるDBサーバに、ソフトウェアをネットワーク経由でインストールしたり、アップデートができます。
何が原因だったのか調査
EC2インスタンスもわざわざ無料枠であるAmazon Linux 2を選択して、お金がかからないものだと思っていました。最初は、勉強がてら設定したElastic IPアドレスかと思いました。
しかし、数時間しか起動していないので、400円 = $4も取られるものか??と思って調べてみました。
EIPで料金発生するパターンとしないパターン #AWS | DevelopersIOより抜粋
・$0.00 : 実行中のインスタンスと関連付けられている Elastic IP アドレス 1 つ1つしか関連付けていないはずだし、仮にそこを間違っていたのとしても安い。
・$0.005 : 実行中のインスタンスと関連付けられている追加の Elastic IP アドレスあたり/1 時間(比例計算)
・$0.005 : 実行中のインスタンスと関連付けられていない Elastic IP アドレスあたり/1 時間(比例計算)
・$0.00 : Elastic IP アドレスのリマップ 1 回あたり(1 か月間で 100 リマップまで)
・$0.10 : Elastic IP アドレスのリマップ 1 回あたり(1 か月間で 100 リマップを超える追加分)
数日で$4も請求されないな…となりました。
請求画面を見て、犯人を特定する
そもそもAWSの請求を見れば分かるのでは??と思い、請求画面を見ることにしました。下記のURLにアクセスして、
https://console.aws.amazon.com/billing/home#/
Billsを選択すれば、請求明細を見ることができます。
10月の中旬~下旬あたりに気がついたので、10月の請求が恐ろしいことになっています。
合計請求:$3.60 + $20.03
9月のNATゲートウェイ費用0.062/h * 323h = $3.60
10月のNATゲートウェイ費用
0.062/h * 323h = $20.03
参考書が1冊購入できるくらいのお金になってしまいました。
反省①:請求額をモニタリングしよう!
無料だと思わず、たまには請求額をチェックしよう。めんどくさいな〜と思ったら、CloudWatchで請求額をモニタリングし、一定金額に達したら、事前に設定していたメールアドレスに連絡がくるように設定するとよいです。
具体的な手法は、AWS公式が紹介しているので、参考にすると良いかと思います。
予想 AWS 請求額をモニタリングする請求アラームの作成 - Amazon CloudWatch
反省②:使わなくなったNATゲートウェイは削除しよう!
使わなくなった不要なインスタンスは削除しましょう。
参考文献
EIPで料金発生するパターンとしないパターン #AWS | DevelopersIO月額料金の表示 - AWS 請求情報とコスト管理
予想 AWS 請求額をモニタリングする請求アラームの作成 - Amazon CloudWatch
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