LINE Payの使い方を徹底解説!送金・バーコード決済、企業が知っておくべきLINE Payの機能
LINE Payの使い方を徹底解説!送金・バーコード決済、企業が知っておくべきLINE Payの機能:
最近ではQR決済の浸透にも努めており、キャッシュレス化に向けた取り組みを強化しています。国内でのオンライン送金や決済サービスの担い手として地位を築こうと様々な手を打っている印象です。
しかし導入のプロセスや利用の仕方がいまいちわからないという人は多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、LINE Payの仕組みを解説していきます。
※編集部注:
2018年11月12日:最新情報をもとに一部を加筆修正しました。
2018年7月13日:最新情報をもとに一部を加筆修正しました。
2017年5月23日:最新情報をもとに一部を加筆修正しました。
2016年10月7日:最新情報をもとに一部を加筆修正しました。
出金のみ手数料がかかりますが利用は基本的に無料で、チャージも銀行口座やコンビニATMから手軽に行うことができます。
LINE Pay自体は誰でも使えますが、本人確認の有無によってチャージしたお金を使える幅が大きく異なります。
LINE Cashの使い道は非常に限られており、本人確認をしてLINE Cashを「LINE Money」にすると、送金や決済などに使えるようになります。
以前は身分証提出による本人確認の方法もありましたが、現在は銀行口座を連携させることで本人確認が完了します。チャージ方法としてコンビニを利用していても、本人確認には銀行口座が使われるため、LINE Moneyを使いたい場合は銀行口座が必要となります。
こうして登録した後LINEから承認されると、晴れてチャージしたお金をLINE Moneyとして利用できます。なお、本人確認には1~2週間ほどかかることもあるようです。
お金の流れをまとめておくと、チャージしたら、LINE Pay内でAさんのLINE Cashになります。
保有の銀行口座から直接LINE Payへチャージすることができるという方法です。あらかじめ銀行口座を登録しておけば、即時にLINE Pay残高へ反映されます。
ローソンなど対応店舗のレジでお金を渡してチャージしてもらう方法です。手持ちの現金をチャージしたいときに便利ですが、LINE Payカードを発行しておく必要があります。
コンビニの端末から申し込み券を出力し、レジで支払うことでチャージできるという方法です。現在はファミリーマートのみ対応しており、利用するにはあらかじめLINE Pay側で予約番号を生成します。
オートチャージを設定しておくと、LINE Payの残高が一定額を下回った場合に銀行口座から自動的にチャージされます。オートチャージが発動する金額やチャージされる金額は自分で決めることができます
LINE Cashとしてただチャージしただけでは送金できず、本人確認を経て、金額がLINE Moneyとして登録されて初めて友達に送金できる仕組みになっています。
トーク画面から送金する場合
トーク画面から①「送金」を選んで②「送金する」をタップします。送金したい金額を入力したら③「次へ」をタップし、次の画面で④「送金」をタップすると送金されます。メッセージの入力は任意です。
LINE Pay画面から送金する場合
プレビュー (新しいウィンドウで開きます)LINE Pay画面から①「送金」を選び、②送金したい友達を選択します。以降はトーク画面からと同じ手順で、金額を入力して③「次へ」をタップし、④「送金」をタップすると送金されます。
LINE Pay画面から①「割り勘」を選び、②割り勘したい友達を選択します。このとき自分も人数に含めることができます。
割り勘する金額の総額を入力すると一人当たりの金額が表示され、③「次へ」をタップしてから④「割り勘」をタップすると送金依頼が送られます。
この引き出しの口座にはチャージ用として連携可能な銀行口座以外の口座も登録可能です。しかし、引き出しの口座にLINE Moneyを振り込む際に手数料が216円かかります。
ここまで全てのアクションが無料でできましたが、ここは唯一手数料がかかるポイントです。要するに、LINE Moneyを出金するときだけ手数料がかかるということですね。
※個別に記載がない画像は以下より引用
https://line.me/ja/pay/howto
「LINE Payカード」はLINE Payと連携したプリペイド型のカードで、LINEアカウントを持っている人であれば誰でも発行可能です。全国のJCB加盟店で利用でき、銀行口座からはもちろんコンビニでもチャージができるので、クレジットカードを持っていない学生にとっては非常に使いやすく便利なカードといえるでしょう。
また、LINE Payカードを使って決済するとランクに応じて最大2%のポイントが貯まります。ポイントランクは「マイカラー」と呼ばれ、LINE Payでの決済金額に応じて還元率が変化する仕組みです。
カードを利用してたまったLINEポイントはLINEコインと交換すると、LINEでスタンプや着せ替えアイテムを買ったりできます。またLINE Payのチャージにポイントを使うと、次回のLINE Payでの買い物に使えます。
LINE Pay加盟店で使える決済方法です。スマートフォンで決済画面を表示して、バーコードやQRコードレジで読み取ってもらうと支払いが完了します。
LINE Payに加盟しているオンラインショップで利用できる決済です。
決済時にLINE Payを選択するだけで、カード情報を入力しなくてもスムーズにLINE Payでの支払いが完了します。
~ルームシェアをしている友人A(仮)・友人B(仮)の場合~
①家賃をまとめて支払うのはB
②Aは月末、コンビニで家賃の半額分をLINE Payアカウントにチャージし、Bに送金(AはLINE Money本人確認済み)
③BはAから送られた家賃を登録済みの銀行に出金した後(ここで手数料216円がかかる)、口座から大家さんに振込み
…といった形で活用しているようです。
この場合のメリットは、AはBの口座にお金を振り込んだり、銀行に行ってお金を引き出してBに手渡しすることなく、思い出した時にコンビニで金額をチャージしてBに送金することができるという点ですね。この時の手数料は無料なので、確かに手軽に送金できるというLINE Payの恩恵を受けています。
受けとったBも少ないプロセスで大家さんへの振り込みができますが、反面やはり口座に出金するのに手数料がかかっているので、便利ではあるもののわずかですが金額が発生していることになります。
異なる銀行間で振り込みをした際にも手数料がかかるので、ここは必要経費として諦めることもできますが…個人的にはちょっと使いにくいという印象を抱いてしまいます。
LINE Payのように普段使っているサービスを利用して決済ができるサービスの導入は、ユーザーにとっての利便性の向上に繋がり、ひいては企業の売上げアップに繋がります。ソーシャルログインのように、ユーザー情報や決済情報を転用できるサービスと組み合わせて利用することで、よりユーザーにとって使いやすいサイトになるでしょう。
LINE Pay決済に対応しているサイトであれば、個別のECサイトを利用しながらLINE Payのポイントを貯められたり、いちいちクレジットカード番号等の決済情報を入力せずに購入できたり、ユーザーにとってのメリットが大きいです。
LINEはすでに多くの人の生活に入り込んでいるサービスです。ユーザーの年代も幅広く、世間的な認知度も高いため、決済サービスの中でいち早く普及する可能性もある程度期待できます。似たようなサービスでは楽天ペイやamazonペイがありますがLINE Payは有力な候補になるでしょう。
関連記事:【事例付き】会員登録率が上がる?!ソーシャルログインのメリット・デメリット、事例、導入方法を解説
中国ではアリペイやWeChatPayによるQRコードを使った決済サービスが普及しており、激しいシェア争いを繰り広げています。
日本でも今後はキャッシュレスへ移行していくと考えられ、コード決済サービスの競争が激化していくでしょう。楽天の楽天ペイ、ドコモのd払いなど、強力なプレーヤーが参入している中で。どの企業のサービスがNo.1になるのか注目です。
とくに店舗型ビジネスを営む事業者にとって、どのコード決済サービスを導入するかは迷うところでしょう。ターゲット層の利用率を考えたサービス選定が重要になります。
その点、紙に印刷したQRコードをユーザーがスマホで読み取ることで決済ができるコード決済なら、初期費用はほぼこの印刷費だけで済みます。
また、2018年8月からの3年間が、LINE Payのコード決済にかかる手数料も無料となります。
今までカード決済に対応していなかった店舗でもQRコード決済を導入するハードルが大きく下がるでしょう。
さらに、QRコード決済をきっかけに企業や店舗のLINE@アカウントを友だち登録する新機能の提供も開始。LINEを通して顧客との接点を創出できます。
初期費用、手数料の安さと、店舗の顧客にオンラインでアプローチできるLINE@との連携により、事業者が導入に向かうインセンティブを高めています。
また、2018年6月〜7月には「10円ピンポン」キャンペーンを実施。LINE Payを使って友達同士で10円を送金すると、コンビニで使えるドリンククーポンなどがもらえるというキャンペーンです。
これをきっかけに新たにアカウントの開設や本人確認をしてもらうことが狙いだと思われ、テレビCMなどでも大きく告知されました。オンサインでの個人間の送金に慣れる効果も期待できるのではないでしょうか。
参考:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2244
2018年10月9日には、トーク画面上で決済ができる機能をリリースしました。
これは、いちいちウォレット画面に移動しなくても、トーク画面のまま決済を完了させられるというものです。第一弾として飲食店予約サービスの有料オプションの支払いに適用され、今後も商品の購入などをスムーズに行えるようになると期待されています。
LINE Payは当初、「LINEを使って簡単に友達に送金できる」ことで大きな注目を集めました。
最近ではQR決済の浸透にも努めており、キャッシュレス化に向けた取り組みを強化しています。国内でのオンライン送金や決済サービスの担い手として地位を築こうと様々な手を打っている印象です。
しかし導入のプロセスや利用の仕方がいまいちわからないという人は多いのではないでしょうか。
そこで今回の記事では、LINE Payの仕組みを解説していきます。
※編集部注:
2018年11月12日:最新情報をもとに一部を加筆修正しました。
2018年7月13日:最新情報をもとに一部を加筆修正しました。
2017年5月23日:最新情報をもとに一部を加筆修正しました。
2016年10月7日:最新情報をもとに一部を加筆修正しました。
- ■目次
- LINE Payとは
- LINE Payでできること
- LINE Payにチャージする方法
- LINE Payで送金する方法
- LINE Payで割り勘(送金依頼)する方法
- LINE Moneyの引き出し
- LINE Payで使える決済方法
- 実際にLINE Payを活用している例
- 企業視点で考えるLINE Pay
LINE Payとは
LINE Payは、LINEを使った電子マネーサービスです。店舗やネットショップでの決済に加え、割り勘や送金など友達とお金のやりとりが簡単にできます。出金のみ手数料がかかりますが利用は基本的に無料で、チャージも銀行口座やコンビニATMから手軽に行うことができます。
LINE Payでできること
公式サイトの解説では少し全体の流れが見えにくいので、主なLINE Payでできることを図にしてみました。LINE Pay自体は誰でも使えますが、本人確認の有無によってチャージしたお金を使える幅が大きく異なります。
- 本人確認をしていない場合:LINE Cashとなり限られた用途でしか使えない
- 本人確認済みの場合:LINE Moneyとなり送金や決済などに使える
LINE Cashの使い道は非常に限られており、本人確認をしてLINE Cashを「LINE Money」にすると、送金や決済などに使えるようになります。
- <LINE Payでできること>
- チャージ:LINE Payのアカウントに入金することです。残高がない場合は、チャージをしないと決済や送金をすることはできません。
- 送金:LINEの友達にお金を送ることができる機能です。送金したお金は友達のLINE Moneyに反映されます。
- 割り勘:総額を人数で割った金額を自動で計算して、複数の友達に送金依頼を出すことができる機能です。
- 出金:LINE Pay残高を引き出すことができます。1件ごとに手数料が必要です。
- 決済:実店舗やオンラインショップでの買い物の支払いにLINE Payを使うことができます。
本人確認の方法は?
チャージ(もしくは送金されたものの受け取り)までなら本人確認なしでも可能ですが、LINE Payを便利に使うためには本人確認が必要です。以前は身分証提出による本人確認の方法もありましたが、現在は銀行口座を連携させることで本人確認が完了します。チャージ方法としてコンビニを利用していても、本人確認には銀行口座が使われるため、LINE Moneyを使いたい場合は銀行口座が必要となります。
こうして登録した後LINEから承認されると、晴れてチャージしたお金をLINE Moneyとして利用できます。なお、本人確認には1~2週間ほどかかることもあるようです。
LINE Pay にチャージする方法
LINE Payを使い始めるためには、まずチャージが必要です。チャージまでなら、本人確認なしでも可能です。以下でチャージ方法をご紹介します。チャージの方法は4つ
- 銀行口座
- LINE Pay カード レジチャージ
- コンビニ
- オートチャージ
お金の流れをまとめておくと、チャージしたら、LINE Pay内でAさんのLINE Cashになります。
1.銀行口座
保有の銀行口座から直接LINE Payへチャージすることができるという方法です。あらかじめ銀行口座を登録しておけば、即時にLINE Pay残高へ反映されます。
2.LINE Pay カード レジチャージ
ローソンなど対応店舗のレジでお金を渡してチャージしてもらう方法です。手持ちの現金をチャージしたいときに便利ですが、LINE Payカードを発行しておく必要があります。
3.コンビニ
コンビニの端末から申し込み券を出力し、レジで支払うことでチャージできるという方法です。現在はファミリーマートのみ対応しており、利用するにはあらかじめLINE Pay側で予約番号を生成します。
4.オートチャージ
オートチャージを設定しておくと、LINE Payの残高が一定額を下回った場合に銀行口座から自動的にチャージされます。オートチャージが発動する金額やチャージされる金額は自分で決めることができます
LINE Payで送金する方法
「LINE経由で相手の口座を知らなくても送金できる機能」です。LINE Cashとしてただチャージしただけでは送金できず、本人確認を経て、金額がLINE Moneyとして登録されて初めて友達に送金できる仕組みになっています。
トーク画面から送金する場合
トーク画面から①「送金」を選んで②「送金する」をタップします。送金したい金額を入力したら③「次へ」をタップし、次の画面で④「送金」をタップすると送金されます。メッセージの入力は任意です。
LINE Pay画面から送金する場合
プレビュー (新しいウィンドウで開きます)LINE Pay画面から①「送金」を選び、②送金したい友達を選択します。以降はトーク画面からと同じ手順で、金額を入力して③「次へ」をタップし、④「送金」をタップすると送金されます。
LINE Payで割り勘(送金依頼)する方法
LINE Pay画面から①「割り勘」を選び、②割り勘したい友達を選択します。このとき自分も人数に含めることができます。
割り勘する金額の総額を入力すると一人当たりの金額が表示され、③「次へ」をタップしてから④「割り勘」をタップすると送金依頼が送られます。
LINE Moneyの引き出し
LINE Pay経由でもらったお金やチャージしたお金は、銀行から引き出しできます。この場合、引き出しの口座を登録して、その口座にLINE Moneyを振り込む形になります。大きい金額を割り勘で送金してもらって現金に変えなければならないときなどは、引き出しを利用することになるでしょう。この引き出しの口座にはチャージ用として連携可能な銀行口座以外の口座も登録可能です。しかし、引き出しの口座にLINE Moneyを振り込む際に手数料が216円かかります。
ここまで全てのアクションが無料でできましたが、ここは唯一手数料がかかるポイントです。要するに、LINE Moneyを出金するときだけ手数料がかかるということですね。
LINE Payで使える決済方法
LINE Payの仕組みがわかったところで、次にLINE Payを利用できる決済について整理してみましょう。LINE Payの決済には以下の3つの方法があります。- LINE Pay カード
- コード決済
- オンライン決済
※個別に記載がない画像は以下より引用
https://line.me/ja/pay/howto
1.JCB加盟店ならどこでも使えるLINE Payカード
「LINE Payカード」はLINE Payと連携したプリペイド型のカードで、LINEアカウントを持っている人であれば誰でも発行可能です。全国のJCB加盟店で利用でき、銀行口座からはもちろんコンビニでもチャージができるので、クレジットカードを持っていない学生にとっては非常に使いやすく便利なカードといえるでしょう。
また、LINE Payカードを使って決済するとランクに応じて最大2%のポイントが貯まります。ポイントランクは「マイカラー」と呼ばれ、LINE Payでの決済金額に応じて還元率が変化する仕組みです。
- <マイカラーの判定基準>
- グリーン:10万円以上の決済
- ブルー:5万円以上9万9999円の決済
- レッド:1万円以上4万9999円の決済
- ホワイト:0円から9999円の決済
カードを利用してたまったLINEポイントはLINEコインと交換すると、LINEでスタンプや着せ替えアイテムを買ったりできます。またLINE Payのチャージにポイントを使うと、次回のLINE Payでの買い物に使えます。
2.店舗で使える手軽な決済方法、コード決済
LINE Pay加盟店で使える決済方法です。スマートフォンで決済画面を表示して、バーコードやQRコードレジで読み取ってもらうと支払いが完了します。
3.オンライン決済
LINE Payに加盟しているオンラインショップで利用できる決済です。
決済時にLINE Payを選択するだけで、カード情報を入力しなくてもスムーズにLINE Payでの支払いが完了します。
実際にLINE Payを活用している例
リリース当初と比べると、普通のプリペイドカードのように使いやすくなっているLINE Payですが、やっぱり友だち同士の送金などに活用してみたいもの。ここでは私の友人の活用事例をご紹介します。~ルームシェアをしている友人A(仮)・友人B(仮)の場合~
①家賃をまとめて支払うのはB
②Aは月末、コンビニで家賃の半額分をLINE Payアカウントにチャージし、Bに送金(AはLINE Money本人確認済み)
③BはAから送られた家賃を登録済みの銀行に出金した後(ここで手数料216円がかかる)、口座から大家さんに振込み
…といった形で活用しているようです。
この場合のメリットは、AはBの口座にお金を振り込んだり、銀行に行ってお金を引き出してBに手渡しすることなく、思い出した時にコンビニで金額をチャージしてBに送金することができるという点ですね。この時の手数料は無料なので、確かに手軽に送金できるというLINE Payの恩恵を受けています。
受けとったBも少ないプロセスで大家さんへの振り込みができますが、反面やはり口座に出金するのに手数料がかかっているので、便利ではあるもののわずかですが金額が発生していることになります。
異なる銀行間で振り込みをした際にも手数料がかかるので、ここは必要経費として諦めることもできますが…個人的にはちょっと使いにくいという印象を抱いてしまいます。
企業視点で考えるLINE Pay
最後に、企業や店舗運営者、事業者から見るLINE Payについて考えてみましょう。オンライン決済サービスの導入でユーザーの利便性・コンバージョン率アップが狙える
ECサイトを始め、オンラインで商品を販売している事業者にとって、どの決済サービスを導入するかは重要な問題です。LINE Payのように普段使っているサービスを利用して決済ができるサービスの導入は、ユーザーにとっての利便性の向上に繋がり、ひいては企業の売上げアップに繋がります。ソーシャルログインのように、ユーザー情報や決済情報を転用できるサービスと組み合わせて利用することで、よりユーザーにとって使いやすいサイトになるでしょう。
LINE Pay決済に対応しているサイトであれば、個別のECサイトを利用しながらLINE Payのポイントを貯められたり、いちいちクレジットカード番号等の決済情報を入力せずに購入できたり、ユーザーにとってのメリットが大きいです。
LINEはすでに多くの人の生活に入り込んでいるサービスです。ユーザーの年代も幅広く、世間的な認知度も高いため、決済サービスの中でいち早く普及する可能性もある程度期待できます。似たようなサービスでは楽天ペイやamazonペイがありますがLINE Payは有力な候補になるでしょう。
関連記事:【事例付き】会員登録率が上がる?!ソーシャルログインのメリット・デメリット、事例、導入方法を解説
覇権を争うコード決済サービス
日本ではまだまだ現金が多く使われていますが、アジア諸国など海外ではキャッシュレス決済がかなり浸透しています。中国ではアリペイやWeChatPayによるQRコードを使った決済サービスが普及しており、激しいシェア争いを繰り広げています。
日本でも今後はキャッシュレスへ移行していくと考えられ、コード決済サービスの競争が激化していくでしょう。楽天の楽天ペイ、ドコモのd払いなど、強力なプレーヤーが参入している中で。どの企業のサービスがNo.1になるのか注目です。
とくに店舗型ビジネスを営む事業者にとって、どのコード決済サービスを導入するかは迷うところでしょう。ターゲット層の利用率を考えたサービス選定が重要になります。
LINE Payの普及に向けたLINE社の動き
前述の通り競争が激化していくであろうコード決済市場。ここでリードするためにLINEがどのような施策を行っているのか、事業者向けとユーザー向けにそれぞれご紹介します。事業者向け:LINE PayのQRコード決済導入店を増やす施策
店舗がキャッシュレス決済を導入するためには、今まではクレジットカードを読み取る機械の設置費などの初期費用や支払いごとに発生する手数料が必要で、なかなかハードルが高いのが現実でした。その点、紙に印刷したQRコードをユーザーがスマホで読み取ることで決済ができるコード決済なら、初期費用はほぼこの印刷費だけで済みます。
また、2018年8月からの3年間が、LINE Payのコード決済にかかる手数料も無料となります。
今までカード決済に対応していなかった店舗でもQRコード決済を導入するハードルが大きく下がるでしょう。
さらに、QRコード決済をきっかけに企業や店舗のLINE@アカウントを友だち登録する新機能の提供も開始。LINEを通して顧客との接点を創出できます。
初期費用、手数料の安さと、店舗の顧客にオンラインでアプローチできるLINE@との連携により、事業者が導入に向かうインセンティブを高めています。
ユーザー向け:お得なポイントキャンペーンや10円ピンポンなどのプロモーション施策
LINE社は2018年6月のカンファレンスで、LINE MoneyのユーザーがQRコード決済を利用した場合、通常のポイントにさらに3%が上乗せされる施策を発表しました。最高ランクのグリーンの人なら通常の2%に3%が加えられ、最大5%の還元率となります。また、2018年6月〜7月には「10円ピンポン」キャンペーンを実施。LINE Payを使って友達同士で10円を送金すると、コンビニで使えるドリンククーポンなどがもらえるというキャンペーンです。
これをきっかけに新たにアカウントの開設や本人確認をしてもらうことが狙いだと思われ、テレビCMなどでも大きく告知されました。オンサインでの個人間の送金に慣れる効果も期待できるのではないでしょうか。
参考:https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2244
LINEのトーク画面内での決済も可能に
2018年10月9日には、トーク画面上で決済ができる機能をリリースしました。
これは、いちいちウォレット画面に移動しなくても、トーク画面のまま決済を完了させられるというものです。第一弾として飲食店予約サービスの有料オプションの支払いに適用され、今後も商品の購入などをスムーズに行えるようになると期待されています。
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