AWS LightsailでプライベートなGitLab環境を作成

AWS LightsailでプライベートなGitLab環境を作成:

AWS Lightsailはフルマネージド1な仮想プライベートサーバーサービスです。

プライベートで完全に独占可能なGitリポジトリを安く保有できないかと思い、Lightsail上でGitLab環境の構築を試してみました。


手順

サーバー立ち上げまでの手順は超簡単です。


手順1.

AWSアカウントにサインインした状態でLightsailのトップページへアクセスします

他のAWSサービスとは違い、ポップな雰囲気が漂っています。


Lightsailトップページ



手順2.

インスタンスタブから、インスタンスの作成をクリックします


Screenshot from 2018-12-28 13-26-54.png



手順3.

ロケーション、インスタンスイメージの設定を行います

ロケーションはほとんどの場合、そのまま東京リージョンで困らないでしょう。

インスタンスイメージは、Linux/Unix & GitLab CE を選択します。


Screenshot from 2018-12-28 13-27-21.png



手順4.

インスタンスプランの選択をします

私は最初に最も安い月額3.5USDプランを選択しましたが、後で説明するように、これでは正しく動作しません。


Screenshot from 2018-12-28 13-34-03.png


また、上記画像ではキーペアの新規作成を行なっていますが、私がデフォルトだと気持ち悪く感じただけのことであり、キーを使い分ける必要性がなければ別にデフォルトのキーでも良いと思います。


手順5.

インスタンスの識別子やタグを設定して、インスタンスの作成をクリックし、起動を待つ


Screenshot from 2018-12-28 13-37-14.png



手順6.

6, 先ほどの画像の矢印の先に表示されているIPアドレスを確認して、インスタンスの起動後にブラウザから http://[IPアドレス] へアクセス


手順7.

GitLabおなじみのトップページが表示されたら完了です!!


インスタンスプラン選択の落とし穴

はじめに、月額3.5USDプランでGitLabを立ち上げましたが、アクセスしても以下の様な画面がでて正しく動作しませんでした。


Screenshot from 2018-12-28 14-00-27.png


調査すると、GitLabの推奨動作環境として、
8GB RAM + 2cores

というスペックが要求されており2、これを満たすようなLightsailのインスタンスプランだと40USD/月のプランが最低となります。

よく考えれば、さすがに3.5USD/月プランのスペックで動作させることには無理がありました。

つまり、安くプライベート環境を立ち上げるという当初の目論見は崩れ去ったこととなります。。。

ただしチームで使うことを考慮にいれれば、これでもGitHubの料金設定よりは安いことになりますし、

クラウド上という条件付きではあるものの、完全に占有できるGitLabサーバーが手に入ると思えばそれ程高くないとも言えます。

参考:GitHub.com・BitBucket.org・GitLab.comの月額料金比較 + α


まとめ

  • LightsailでのGitlab環境構築は1~2分で終わるほど超簡単
  • ただし、スペックの低いサーバーでは動作しないため、実用的には40USD/月 以上のプランを選択する必要
  • 100人規模のチームで使うならこれでも安いと言える?


  1. つまりサーバやデータベースの立ち上げや保守など、ほとんど全てのお世話はAWSがやってくれるということ。 



  2. 100 users の場合。 


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