「技能実習指導員講習」

「技能実習指導員講習」:

　日本介護福祉士会（石本淳也会長）は、昨年から介護職種の技能実習指導員講習を全国で開催している。

　昨年１１月から認められた介護分野での技能実習生の受入れの際に、適切な実習体制を確保することで、事業所で技能実習生の指導に当たる職員が必要な知識・技術を習得することを目的としたもの。４つの科目と理解度テストの合計７時間のカリキュラムで構成され、受講者には受講証明書が交付される。

　例えば「技能実習指導員の役割」の科目では、技能実習制度の理解や就労に関する法令を２・５時間学ぶ。また、「技能実習指導における課題への対応」では、受入れの留意点として、生活習慣や文化の理解、日本語学習支援等、約２時間の講習を受ける。

　最後に理解度テストを実施し、結果を踏まえて講習後の学習に役立ててもらう。

　同講習は厚生労働省の「平成３０年度介護職の技能実習生日本語学習等支援事業」を受託し開講された。