AWSってどこまで手ぇ広げてんねんな話

AWSってどこまで手ぇ広げてんねんな話:


はじめに

最近、諸般の事情でAWSを勉強しております。まずはAWSの全体像を俯瞰してみようとAWSのサイトを開いてみたわけですが、

あまりにも提供しているサービスが多すぎて口笛吹きそう

どんなのがあるのかは、AWSのサイトにあるナビゲートバーの「製品」にマウスカーソルを合わせるとカテゴリが出てきて、さらにサービスのリストが出てくる仕掛けとなっております。

AWSのトップページ

今回は、「ここまで手ぇ伸ばしますか!?」と唸り、強烈な印象を植えつけたサービスを3つ紹介したいなと思います。


1.人工衛星の地上局

AWS Ground Station

いきなりパンチの効いたサービスです。

人工衛星とのやりとりをクラウドに任せてしまおうというものです。

Amazonが持っているアンテナ(パラボラアンテナ?)と人工衛星をつなぐ形で利用でき、料金はアンテナとつないでいる時だけ発生するという大胆な体系です。1

Amazonにとっては、IoTも人工衛星もお手の物というものなのでしょうか。


2.VR/ARの空間構築

Amazon Sumerian

以前から、Lumberyardなどゲーム関連のサービスにも手を出しているAWS、一歩進んでVRやARの環境を提供し始めました。

驚きなのは、Webブラウザで環境を構築できること(WebGLやWebVRの対応必須)。ブラウザ上にある3D空間に部品を組み込んでビジュアルプログラミングで動作を決められるのにもかかわらず、専用のソフトは必要ないというポータブルな環境です。

出来上がった空間はWebGL向けやiOS向けにパブリッシュでき、スマホVRがお手軽にできるのは興味あります。

いつかは、カスタムキャストVRoidとかいったvTuber向けのサービスも提供するのでしょうか?(え、その基幹を提供する方じゃないかって? ごもっとも…)


3.ブロックチェーン

Amazon Managed Blockchain(英語)

泣く子も黙る仮想通貨の世界にもAmazonは果敢に手を出していますね。

このサービスを使えば、自前でブロックチェーンを持つことができます2し、掘ることも可能のようです。

英語のページしか無いことからも分かる通り、まだまだ発展途上のようですが、本格普及の足がかりとなるのでしょうか?(その前に破産しそうだけど…)

個人的には税金が大変なことになるので手を出しづらい…(確定申告では雑費扱いになる)


おわりに

駆け足で強烈なインパクトを持つサービスを3つ紹介いたしましたがいかがでしょうか?

これらを見ても分かる通り、Amazonサンはビビッときたビジネスチャンスにはとにかく参画しようという旺盛な意欲を見せつけられます(そのかわり、技術者やAWS関係のSIerにとっては阿鼻叫喚ですが…もう全部把握できる人なんていないのでは…)。

この世界、まだまだ目を離せないようです!



  1. もちろん、データの保持にS3やDynamoDB、処理用にBeanstalkやEC2使うとなると料金が別途必要です。 



  2. ブロックチェーンについてはこちらのWeb記事Qiitaでの記事をご参照くださいませ 


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