Alexaスキルでユーザーのリマインダーを設定・管理できる「リマインダーAPI」が使用可能に!

Alexaスキルでユーザーのリマインダーを設定・管理できる「リマインダーAPI」が使用可能に!:

Alexaスキルでユーザーの予定やスケジュールのリマインドが行えるようになる。

12月12日、アマゾンジャパンは同社のAlexaブログにて、Alexaスキルでユーザーのリマインダーを設定、管理する「リマインダーAPI」が使用できるようになったことを発表した。このAPIは、Alexaでサポートされているすべての国・地域で使用することが可能だ。

このAPIは、ユーザーの許可を得ることで、あらかじめ決められた時間にAlexaがウェイクアップしてユーザーに対してリマインダーを読み上げてくれるようになるもの。ユーザーがAlexaと対話していた場合は、それに「割り込み」読み上げを行い、ユーザーがこのリマインダーを聞きたくない場合は、対話の妨げになるため、リマインダーの作成には、2セットのアクセス権限を取得する必要がある。

1.共通リマインダー読み取り/書き込みアクセス権限(スキルの有効化時に取得)


2.個別のリマインダーを設定するためのユーザーの明示的な許可
「明示的な許可」とは、スキルがユーザーに対して示すダイアログの一部として取得する必要がある。たとえば、ユーザーに対して「リマインダーを作成してよろしいですか?」や「これをリマインドしますか?」などと尋ねる。スキルの応答では、このようなリマインダーの時刻や、そのリマインダーを繰り返すかどうかをユーザーに明示する必要がある。

Alexaスキルからリマインドする例
開発者はこのAPIを活用して、重要な顧客との会議予約、トレーニング講座、レストラン予約、などの大事なイベントを忘れないようにリマインダーを送信するスキルを開発することができる。

例えば、エムティーアイは、この機能を活用して、決められた時刻に薬を飲むのを忘れないようにすることに特化した新スキル「CARADA 声でおくすり記録」を作成した。このスキルは、リマインダーを設定すると、毎日指定時刻にAlexaが「おはようございます。朝のおくすりは飲みましたか?」などと声で教えてくれる為、薬の飲み忘れを防ぐことができる。また、外出時でも、Alexaアプリの通知をONに設定していれば、スマホで通知を受け取ることができ、ユーザーが3日間連続して服薬記録をしなかった場合は、Alexaがユーザーの体調を心配するメッセージを伝えてくれる。

開発チームによると実装は簡単に行えたと言う。実装方法や権限の管理については以下のサイトで確認することができる。

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