re:Invent2018に行ってきました
re:Invent2018に行ってきました:
はてなでSREをしている id:hokkai7go です。この記事は はてなエンジニア Advent Calendar 2018 - Qiita の19日目の記事です。
個人的には初めてで、はてなとしては2年連続3回目のre:Invent参加となりました。このブログではre:Inventというイベントがどのようなものであり、どういったセッションに参加し、何を得たのかなどをお伝えします。
reinvent.awseventsjapan.com
結局、参加したセッションは以下のようになりました。
一番テンションがあがったのは、Dr. Werner Vogels, Amazon.com CTOのKeynoteでした。そのなかでも、Amazon AuroraとAmazon S3を作った理由やアーキテクチャの話が興味深かったです。Amazon S3が235個以上のマイクロサービスで支えられているとの話がありましたが、どのように管理しているのかなど想像がつかないスケールの話が出ていました。下記のYouTubeで視聴することができます。
www.youtube.com
はてなでSREをしている id:hokkai7go です。この記事は はてなエンジニア Advent Calendar 2018 - Qiita の19日目の記事です。
個人的には初めてで、はてなとしては2年連続3回目のre:Invent参加となりました。このブログではre:Inventというイベントがどのようなものであり、どういったセッションに参加し、何を得たのかなどをお伝えします。
イベント概要
re:InventはAWSが主催する学習型カンファレンスで、今回が7回目だったようです。開催地はラスベガスです。6つ程度のホテルのカンファレンス会場を使って行われます。ホテル間はシャトルバスが出ていて、無料で移動することが出来ます。LyftやUberを使って移動した人もわりといたようです。reinvent.awseventsjapan.com
写真
会場の黒板の様子です。各社がロゴなどを書いていてかっこいい感じでした
会場ではあらゆるところで音楽がかかっていました。写真はメイン会場の通路にあるDJブース
事前準備
今回、はてなからは2名参加しました。自分と、 id:Songmu で行ってきました。参加することが決まった後にどのような準備をしてきたのかお伝えします。セッション選び
カンファレンス参加登録が終わり、カンファレンスパスをゲットしたら参加者用ページにログインすることができます。セッション一覧から選ぶことが出来ますが、3500を超えるセッションがあり、各ホテルの移動時間も考えたうえで選ぶ必要があります。そのため予定を決める難易度が高かったです。また、セッションにもいくつかタイプがあります。下記がセッションのタイプ一覧です。- Keynote: 基調講演
- Session: 普通のセッション
- Workshop: 手を動かすやつ
- Hackathon: より長く手を動かして何かを作るやつ
- Builders Session: 少人数でAWSの人を囲んで説明、デモ、質問を行うセッション
- Chalk Talk: ◯◯のプロダクトのPMだけど、なにか質問ある?というセッション
結局、参加したセッションは以下のようになりました。
- Keynote
- Peter DeSantis, VP, Global Infrastructure
- Dr. Werner Vogels, Amazon.com CTO
- Session
- Elastic Load Balancing: Deep Dive and Best Practices
- Activision Blizzard: giving call of duty gamers an edge with Alexa and AWS
- Deep Dive on Amazon EKS
- Powering Next-Gen EC2 Instances: Deep Dive into the Nitro System
- From One To Many: Evolving VPC Design
- CI/CD for Serverless and Containerized Applications
- Observability for Modern Applications
- Workshop
- Securing Serverless Applications and AWS Lambda
- Easily add real-time recommendations to your applications with Amazon Personalize
- Hackathon
- GameDay: 2018 Edition 1
- Builders Session
- Microservices Insights with AWS X-Ray
- Chalk Talk
- Ask Me Anything about Amazon Aurora
英語を聞くための準備
渡航する1ヶ月前くらいから、英語のPodcastを聞く習慣を自分に課しました。ネイティブスピーカーの話す英語に耳を慣らすためです。ちょうどよいタイミングで、Google Podcastアプリを発見しました。AWS Podcastなどを通勤中に聞く生活をして準備しました。実際にやったこと
現地ではセッションに参加し、その日の夜には速報記事を社内向けに書いて情報発信するということをやっていました。重要そうなアップデートに関しては、社内のSlackチャンネルやre:Invent用チャンネルで会話をしていました。登壇者などAWSの人が近いWorkshop、Hackathon、Builders Session、Chalk Talkといったセッションは質問しやすくて満足度も高いものが多かったです。Keynoteで新しいプロダクトが発表になったタイミングで追加されるセッションがありました。今回だとAWS DeepRacerがこれに該当します。また、希望していたセッションの予約を取れないことも多いため当日は高度な情報戦が繰り広げられているという気持ちで参加していました。一番テンションがあがったのは、Dr. Werner Vogels, Amazon.com CTOのKeynoteでした。そのなかでも、Amazon AuroraとAmazon S3を作った理由やアーキテクチャの話が興味深かったです。Amazon S3が235個以上のマイクロサービスで支えられているとの話がありましたが、どのように管理しているのかなど想像がつかないスケールの話が出ていました。下記のYouTubeで視聴することができます。
www.youtube.com
感想
- re:Inventは、AWS社員のモチベーション向上や生産性向上につながっていそうでした
- 新しいサービスを開発して発表して、顧客が喜ぶ姿を見ることができるから
- 実際に深く使っている人たちからフィードバックを得られる場でもあるから
- 生産性については、AWSはre:Invent駆動開発をしてるんじゃないかと思ったからです。re:Inventに合わせてロードマップを引いているのではないかと邪推しました。
- 圧倒的な情報量とアップデート速度を体感できます
- 複数のホテルの展示場を貸し切り、これらをつなぐシャトルバスを出し、複数会場で朝食、昼食を出し、公式drinking partyも行い、空港からいろんなところに広告を出し、とすごく丁寧に作られたイベントだと感じました。
お役立ちTips
来年参加しそうなはてな社員や、本記事の読者向けのお役立ちTipsです。体調管理こそ海外カンファレンスの要
今回のre:Invent2018は自分にとって3回目の海外カンファレンス参加となりました。時差のないシドニーでのカンファレンス参加を除いて他2回はアメリカでのカンファレンスでした。アメリカでのカンファレンス参加では、時差の関係上移動日は体調との闘いになることが経験的にわかっていました。今回についてもラスベガスに到着し夕食を食べた後にすぐに寝る選択をしました。この選択により5日間寝込まずに過ごすことができましたが、最終日には体調の見通しが厳しい状況でした。こうした体調との闘いになることをわかったうえで、カンファレンスの予定を組むことが重要だと思います。また体調が厳しいときは無理をせずセッションを諦めて寝るのも大事なことです。持っていくと良いもの
- 耳栓
- 移動中などいろんな場面で活躍しました
- 機内用スリッパ
- ホテルの部屋でも使っていました。楽になれることは大事なことです
- 電源タップ
- エンジニアは電子機器をいくつも持っているのでタップがあると便利です
- Amazonで買えるTモバイルSIM
- 実は日本でもTモバイルのSIMを買えるので、現地について設定を切り替えるだけで通信できて便利でした(DualSIMのスマートフォンなので)
まとめ
AWSに関する圧倒的な情報量とアップデート速度を体感することができました。もっと効率よくAWSの情報を集めたり、サービス開発や改善に活かしていけるようにしていきたいと思います。はてなではアプリケーションエンジニア、SRE(Site Reliability Enginner)、CRE(Customer Reliability Engineer)を大募集しています。ご応募お待ちしています!明日は id:polamjag の担当です。オリジナルのエンクロージャ: |
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