SlackとChatworkがロゴをリブランド、その共通点と分岐点

SlackとChatworkがロゴをリブランド、その共通点と分岐点:

チャットサービスを展開する米Slack社が、ロゴを筆頭としたCI(コーポレートアイデンティティ)のリブランディングを実施しました。

新しいロゴは、ロンドンやニューヨーク・サンフランシスコ・ベルリン・オースティンに拠点を持つ世界最大のデザインファームであるペンタグラム社。MITのロゴなど幾何学的要素を駆使しつつ強いメッセージ性を持つデザインが印象的。




Slackの創業は2013年、ロゴは、コミュニケーションで多用されるチャネルを表した記号「#」を模したデザインとなっていました。

今回のリニューアルではオリジナルロゴからの派生として、リアルタイム・コラボレーションを行う人々を“吹き出し”と“菱形”で表現したということです。この新しいCIは、アイコンなどさまざまな場面で利用されます。

日本のChatWorkも2018年末にCI変更

ビジネスチャットサービスを日本から展開するChatworkは2018年6月に新社長が就任したのを機にCIのリブランドを進めています。2018年11月28日に公開された新しいCIは以下のようなもの。



Slack同様、オリジナルのCIを派生としているので、慣れると違和感がないばかりか「どこが変わったの?」と思う人もいるかもしれません。「チャット」をベースにしているサービスなのでSlackと同じ吹き出しがモチーフとなり、アイコンなどに使われることから視認性などを追求した結果、幾何学的でシンプルという共通の要素が見受けられます。

ChatWorkはこうした視認性だけでなく、チャットを単なる電子メールの代替としてだけではなく「楽しさ」や「創造性」といった文化的な要素を表現したいと考えたようです。

SlackとChatwork、それぞれ2010年以降に生まれた電子メールに変わるコミュニケーション手段として成長したサービスです。ターゲットこそ違うものの社会の認知は確実に広まったといっていいでしょう。2つのチャットサービスのリブランディングは、2019年以降の人々の働き方をどう変えるのでしょうか。


【関連URL】

・[公式] Slack – story – Pentagram

超蛇足:僕はこう思ったッス
maskin-bit-2016
CIのデザインにおける日米(もしくは世界)との差異を感じる一方で、スマホやPC向けコミュニケーションプラットフォームにおける視認性や可用性における方向性はおよそ統一されているように感じた。日本はコンセプチャルに走り、バリエーションや展開案がプアなことが多い。しかしペンタグラムのページを見ればわかる通り屋外広告やパッケージングなどでの応用において非常に魅力的な提案が出てきているのが印象的。色数の少ないChatWorkはこうした展開は不利なのかもしれないが、日本発サービスとして乗り越えてガツンといってもらいたいと思うッス。

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