Managed Disks で大容量ディスクのパブリック プレビューを発表
Managed Disks で大容量ディスクのパブリック プレビューを発表:
執筆者: Tad Brockway (General Manager, Azure Storage & Azure Stack)
このポストは、2018 年 9 月 24 日に投稿された Introducing the public preview of larger Managed Disks sizes の翻訳です。
Azure Managed Disks は、仮想マシンでご利用いただける耐久性と可用性に優れた永続ストレージを提供するソリューションです。マイクロソフトは、パフォーマンス特性の異なる 3 種類のディスクをご用意しています。Premium SSD は、データベースやオンライン トランザクション システムなどの入出力処理の負荷が高いワークロードに最適な、高パフォーマンスと低レイテンシを実現するソリューションです。Standard SSD は、新たに追加されたエントリ レベルの SSD サービス レベルです。IOPS が比較的低い場合に安定したパフォーマンスを実現し、Web サーバーやデータ ウェアハウス アプリケーションに最適です。Standard HDD は、磁気ハード ドライブ上で提供されるコスト効率の高いディスクで、開発/テストのワークロードや利用頻度の低いストレージに最適です。
本日マイクロソフトは、Azure Managed Disks のすべてのディスク タイプで、容量とパフォーマンスの両方のスケーラビリティ目標を大幅に引き上げることを発表します。具体的には、Premium SSD で、最大のディスク サイズが 32 TiB に、ディスク IOPS が 20,000 IOPS に、帯域幅が 750 MBps に引き上げられます。VM ごとにサポートされる最大ディスク容量は 8 倍にもなり、VM の SKU とは無関係にストレージをより柔軟に拡張できるようになります。大容量のディスクが利用できれば、複数のディスクにわたる複雑な RAID 構成を管理する負担を解消できます。これにより、複数の Azure Disks をストライプ構成にすることなく、比較的大容量のディスク上で稼動しているアプリケーションを Azure に簡単に移行できるようになります。大容量のディスクのパフォーマンス目標が 3 倍になったことで、Premium SSD ではより幅広いトランザクション ワークロードを実行できるようになり、Standard SSD ではビッグ データのワークロードのパフォーマンスが向上します。
今回のリリースでは、Managed Disks に 9 つの新しい SKU が追加されます。以下の表で、新しい SKU のパフォーマンス目標をご確認ください。ディスク IOPS と帯域幅の期待値を達成するには、ディスク パフォーマンスを最適化する方法に関するガイダンスをご覧いただくことをお勧めします。
注:
1. Standard SSD と Standard HDD の新しいディスク SKU でパフォーマンス目標を達成するには、こちらに記載されている推奨の VM シリーズをご利用ください。
Azure Disks のラインアップについては、こちらのページにアクセスしてください。価格の詳細については、Managed Disks の価格ページをご覧ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
Azure Disks チーム
執筆者: Tad Brockway (General Manager, Azure Storage & Azure Stack)
このポストは、2018 年 9 月 24 日に投稿された Introducing the public preview of larger Managed Disks sizes の翻訳です。
Azure Managed Disks は、仮想マシンでご利用いただける耐久性と可用性に優れた永続ストレージを提供するソリューションです。マイクロソフトは、パフォーマンス特性の異なる 3 種類のディスクをご用意しています。Premium SSD は、データベースやオンライン トランザクション システムなどの入出力処理の負荷が高いワークロードに最適な、高パフォーマンスと低レイテンシを実現するソリューションです。Standard SSD は、新たに追加されたエントリ レベルの SSD サービス レベルです。IOPS が比較的低い場合に安定したパフォーマンスを実現し、Web サーバーやデータ ウェアハウス アプリケーションに最適です。Standard HDD は、磁気ハード ドライブ上で提供されるコスト効率の高いディスクで、開発/テストのワークロードや利用頻度の低いストレージに最適です。
本日マイクロソフトは、Azure Managed Disks のすべてのディスク タイプで、容量とパフォーマンスの両方のスケーラビリティ目標を大幅に引き上げることを発表します。具体的には、Premium SSD で、最大のディスク サイズが 32 TiB に、ディスク IOPS が 20,000 IOPS に、帯域幅が 750 MBps に引き上げられます。VM ごとにサポートされる最大ディスク容量は 8 倍にもなり、VM の SKU とは無関係にストレージをより柔軟に拡張できるようになります。大容量のディスクが利用できれば、複数のディスクにわたる複雑な RAID 構成を管理する負担を解消できます。これにより、複数の Azure Disks をストライプ構成にすることなく、比較的大容量のディスク上で稼動しているアプリケーションを Azure に簡単に移行できるようになります。大容量のディスクのパフォーマンス目標が 3 倍になったことで、Premium SSD ではより幅広いトランザクション ワークロードを実行できるようになり、Standard SSD ではビッグ データのワークロードのパフォーマンスが向上します。
今回のリリースでは、Managed Disks に 9 つの新しい SKU が追加されます。以下の表で、新しい SKU のパフォーマンス目標をご確認ください。ディスク IOPS と帯域幅の期待値を達成するには、ディスク パフォーマンスを最適化する方法に関するガイダンスをご覧いただくことをお勧めします。
Premium SSD ディスク
Premium SSD は、一貫して高パフォーマンスと低レイテンシが求められる Dynamics AX や Dynamics CRM などのエンタープライズ アプリケーションや、SQL Server や MongoDB などのデータベース ワークロードに最適です。Standard SSD ディスク
Standard SSD は、Web サーバー、低 IOPS のアプリケーション サーバー、低いレベルの IOPS で安定したパフォーマンスが求められるエンタープライズ アプリケーションに適しています。Standard SSD は現時点で、Azure が提供されているすべてのリージョンでご利用いただけます。Standard HDD ディスク
磁気ドライブ上で提供される Standard HDD は、開発/テストのシナリオに適した最もコスト効率の高いソリューションです。注:
1. Standard SSD と Standard HDD の新しいディスク SKU でパフォーマンス目標を達成するには、こちらに記載されている推奨の VM シリーズをご利用ください。
利用を開始するには
Azure Powershell または Azure CLI を使用して、Managed Disks の新しいディスクを今すぐお試しください。Managed Disk の大容量ディスクのパブリック プレビューは、米国中西部でご利用いただけます。今後 1 か月の間に、プレビューの対象を他のリージョンにも拡大していく予定です。プレビューの対象となるリージョンの最新のリストについては Azure のディスクに関する FAQ を、プレビュー機能の利用に関する一般的な情報については Azure のプレビュー機能のガイドラインをご覧ください。Managed Disks をご利用でない場合は、今すぐ非管理対象ディスクから管理対象ディスクに変換して、上記の新しいサービスのご利用を始めてください。Azure Disks のラインアップについては、こちらのページにアクセスしてください。価格の詳細については、Managed Disks の価格ページをご覧ください。
今後について
近日中に追加のシナリオのサポートを発表する予定ですので、どうぞご期待ください。以下のような機能強化が予定されています。- Azure Portal における大容量のディスクのサポートと既存のディスクのサイズを増やせる機能
- Managed Disks で大容量ディスクに対応するためのインポート/エクスポート機能
- Azure Backup と Azure Site Recovery における 4 TiB を超える大容量ディスクのサポート
プレビューに関するフィードバックのお願い
今回ご紹介した機能について、皆様からのフィードバックをお待ちしております。AzureDisks@microsoft.com までメールでお寄せください。最後までお読みいただきありがとうございました。
Azure Disks チーム
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