【AWS VPC入門】1.VPC/Subnet

【AWS VPC入門】1.VPC/Subnet:


前回までの記事

【AWS VPC入門】0.概要


今回のゴール

  • AWSコンソール画面からVPCを作成する。
  • 作成したVPCにパブリックサブネットとプライベートサブネットを追加する。


VPC

AWS上で論理的に分離されたネットワークです。

EC2インスタンス等を配置する場合は利用可能なIPアドレスの範囲を決定し、サブネットを作成する必要があります。

AWSではアカウント作成後すぐにEC2インスタンス等が利用可能な状態になっていますが、これはデフォルトのVPCやサブネットの作成をAWS側ですでに完了しているためです。


サブネット

VPCのIPアドレス領域をさらに切り分けて「サブネット」を作成します。

サブネットは必ずいずれかのアベイラビリティゾーンに配置される必要があります。

今回は「public」と「private」の2種類のサブネットを作成します。


CIDR

AWS上でのアドレス表記ではCIDR表記が使われています。

ネットワーク部とホスト部を指数を用いて表現しています。

今回は割り当て可能なホスト数が一番多い クラスA 10.0.0.0/16 を利用します。

IPアドレスの基礎知識


VPCの作成

実際にAWS上でVPCとサブネットを作成していきます。

AWSにログインし、VPCのダッシュボードから「VPC」をタグを選択します。


スクリーンショット 2018-12-02 18.42.08.png


「Create VPC」のボタンからVPCの作成に進みます。

今までにVPCを作成したことがなければ、冒頭で触れたデフォルトVPCのみが存在する状態になっているかと思います。


スクリーンショット 2018-12-02 18.40.19.png


以下の内容を入力しSampleVPCを作成します。


スクリーンショット 2018-12-02 19.01.16.png


項目 設定値 内容
Name tag SampleVPC VPC領域の名前
IPv4 CIDR block 10.0.0.0/16 割り当てるアドレス領域
IPv6 CIDR block No IPv6 CIDR Block IPv6利用する場合は指定(今回は不要)
Tenancy default 他ユーザーとハードウェアを共有するかどうか


サブネットの作成

続いて作成したVPCにサブネットを作成していきます。

VPCのダッシュボードから「サブネット」タブを選択し、「サブネットの作成」へ進みます。


スクリーンショット 2018-12-02 19.08.39.png


以下の内容を入力しPublic用のサブネットとPrivate用のサブネットを作成します。



スクリーンショット 2018-12-02 19.11.24.png


項目 内容 Publicサブネットの設定 Privateサブネットの設定
名前タグ サブネットの名前 SamplePublicSubnet SamplePrivateSubnet
VPC 作成するVPC領域 上記で作成したVPC Publicと同じ
VPC CIDR 上記で指定したVPCのアドレス領域 指定無し Publicと同じ
アベイラビリティーゾーン 配置するAZ ap-northeast-1a Publicと同じ
IPv4 CIDR ブロック 割り当てるアドレス領域 10.0.192.0/26 10.0.193.0/26
以上でVPCとサブネットの作成が完了しました。


次章

【AWS VPC入門】2.EC2/Internet Gateway/Route Table

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