AWS BackupでEFSのバックアップ、リストアを実施する

AWS BackupでEFSのバックアップ、リストアを実施する:


はじめに

AWS Backupサービスがリリースされ、EFSのバックアップ/リストアが可能になったため試してみます。

ファイル単位でリストアできると最高ですが、現状はファイルシステム単位のリストアでバックアップ取得したファイルシステムに対して直接リストアする方法と、新しくファイルシステムを作成する方法が選べます。

直接リストアした場合は、任意のディレクトリが作成されその配下にファイルがリストアされます。

https://aws.amazon.com/jp/backup/getting-started/
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/aws-backup/latest/devguide/create-a-scheduled-backup.html
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/aws-backup/latest/devguide/create-a-scheduled-backup.html
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/aws-backup/latest/devguide/monitor-and-verify-protected-resources.html


やってみた

バックアッププランを作成します。



image.png


Build a new planを選択し、Backup plan nameを入力する。


image.png


Rule name:任意のルール名を入力してバックアッププランを作成する。

Schedule:Every 12 hours/Daily/Weekly/Monthly/Custom Cron Expressionから選択

Cronの記載方法は以下を参照
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonCloudWatch/latest/events/ScheduledEvents.html

1時間以内のインターバルは設定できません。
image.png

Backup window:バックアップウィンドウを指定する※デフォルトはUTC5AMから8時間

Lifecycle:ライフサイクルの設定を指定

Backup vault:AWS Backupが取得するバックアップの管理単位をVaultと呼ぶ。ここではVaultの設定が可能。



image.png


Assign resourcesをクリックする。


image.png


Resource Assign Nameを入力する。


image.png


TAGかResource IDでバックアップ対象のリソースを指定して作成する。


image.png


指定した時間デバックアップが取得できていることを確認する。

AWS Backup>Backup vaults>vault名



image.png



確認

バックアップ取得時点では、EFS上に空のa.txtとb.txtが存在する。

$ mount 
fs-6feb7a16.efs.us-east-2.amazonaws.com:/ on /home/ec2-user/efs type nfs4 (rw,relatime,vers=4.1,rsize=1048576,wsize=1048576,namlen=255,hard,noresvport,proto=tcp,timeo=600,retrans=2,sec=sys,clientaddr=172.31.32.105,local_lock=none,addr=172.31.33.16) 
$ ls -l efs/ 
total 8 
-rw-r--r-- 1 root root 0 Jan 23 04:47 a.txt 
-rw-r--r-- 1 root root 0 Jan 23 05:01 b.txt 
a.txtファイルを削除して、b.txtファイルに書き込みします。

$ sudo rm efs/a.txt  
$ sudo vi efs/b.txt 
$ ls -l efs/ 
total 4 
-rw-r--r-- 1 root root 5 Jan 23 08:27 b.txt 
AWS Backup>Backup vaults>vault名から任意のRecovery point IDをクリックする。

Restoreをクリックする。
image.png

直接既存のEFSファイルシステムにリストアするか、新しいEFSファイルシステムを作成するかを指定する。



image.png


ここでは、Restore to directory in source file systemを指定してRestore backupをクリックする。



image.png


2ファイルしかないので10分以内に完了していた。


image.png


aws-backup-restore_2019-01-23T08-49-32-134Zが作成されている。

$ ls -l efs/ 
total 8 
drwxr-xr-x 3 root root 6144 Jan 23 08:49 aws-backup-restore_2019-01-23T08-49-32-134Z 
-rw-r--r-- 1 root root    5 Jan 23 08:27 b.txt 
aws-backup-restore_2019-01-23T08-49-32-134Z配下にファイルがリストアされた。

[ec2-user@ip-172-31-32-105 ~]$ ls -l efs/aws-backup-restore_2019-01-23T08-49-32-134Z/ 
total 44 
-rw-r--r-- 1 root root     0 Jan 23 04:47 a.txt 
drw--w---- 2 root root 38912 Jan 23 08:49 aws-backup-lost+found_2019-01-23T08-49-18-134Z 
-rw-r--r-- 1 root root     0 Jan 23 05:01 b.txt 


お約束

投稿内容は私個人の意見であり、所属企業・部門見解を代表するものではありません。

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