【2018/10/12更新】CentosでMozc(Google日本語入力)を使う方法

【2018/10/12更新】CentosでMozc(Google日本語入力)を使う方法:

Linuxで使える日本語入力としては「かな漢字」がありますが、予測変換などお世辞にも

優秀であるとは言いがたい… というかマジで使えない

ネットで探しても、古い情報が多く使えないものが多かったので

現在利用できるものを紹介する。


Mozcを利用する


ディレクトリの作成(任意)

どこのディレクトリでも構わないが、ややこしくなるのを避けるため

今回は ~/App/Mozc の中でインストールすることにした。

$ mkdir App 
 $ cd App/ 
 $ mkdir Mozc 
 $ cd Mozc/ 


必要なパッケージをダウンロードする。

Centos用には、Mozcのパッケージは用意されていないようなのでfedora 19 のものを利用した。

(fedora 20 のものでは上手く行かなかった)

$ wget ftp://ftp.pbone.net/mirror/archive.fedoraproject.org/fedora/linux/releases/19/Everything/x86_64/os/Packages/i/ibus-mozc-1.10.1390.102-1.fc19.x86_64.rpm 
 $ wget ftp://ftp.pbone.net/mirror/archive.fedoraproject.org/fedora/linux/releases/19/Everything/x86_64/os/Packages/m/mozc-1.10.1390.102-1.fc19.x86_64.rpm 
 $ wget ftp://ftp.pbone.net/mirror/archive.fedoraproject.org/fedora/linux/releases/19/Everything/x86_64/os/Packages/p/protobuf-2.5.0-4.fc19.x86_64.rpm 
 $ wget ftp://ftp.pbone.net/mirror/archive.fedoraproject.org/fedora/linux/releases/19/Everything/x86_64/os/Packages/z/zinnia-0.06-16.fc19.x86_64.rpm 
 $ wget ftp://ftp.pbone.net/mirror/archive.fedoraproject.org/fedora/linux/releases/19/Everything/x86_64/os/Packages/z/zinnia-tomoe-0.06-16.fc19.x86_64.rpm 


yumでインストールする

ここからの作業はすべて依存関係があり、順序を守らないと上手く行かないので注意。


インストールの順序

  1. protobuf
  2. zinnia
  3. zinnia-tomoe
  4. mozc
  5. ibus-mozu
の順番でインストールしなければならない。すなわち、

$ sudo yum localinstall -y protobuf-2.5.0-4.fc19.x86_64.rpm 
 $ sudo yum localinstall -y zinnia-0.06-16.fc19.x86_64.rpm 
 $ sudo yum localinstall -y zinnia-tomoe-0.06-16.fc19.x86_64.rpm 
 $ sudo yum localinstall -y mozc-1.10.1390.102-1.fc19.x86_64.rpm 
 $ sudo yum localinstall -y ibus-mozc-1.10.1390.102-1.fc19.x86_64.rpm 
と、順番に行う必要がある。


デバッグ(おかしいな?と思ったら)


yum updateできない

fedora 19のzinniaをインストールすると、epelにもより新しいzinniaあるんだけど!!って言って

アップデートさせてくれないことがある。

このためyumをアップデートする際は--skip-brokenオプションをつける必要がある。

example
$ yum update --skip-broken 


Mozcとは(読み飛ばして頂いて構わない)

Mozcとは、Google 日本語入力のオープンソース版である。これは2010年5月11日にGoogle日本語入力をGoogle Chrome OSに移植するために必要な部分をオープンソースしたものである。

オープンソース版のMozcとGoogle 日本語入力との大きな違いは、Mozcは日本語変換エンジンでありこれを用いて日本語入力を行うにはibus、uim、Fcitxのようなインプットメソッドを別途インストールする必要がある点である。またGoogle 日本語入力の売りであるインターネット上の語句を収集して生成される変換辞書を使わず、代わりにMozcプロジェクトが作成した変換辞書を使う点も異なる。変換辞書などを含めた完全にオープンソース化に対応しないのは、インターネットから収集してきたデータが変換辞書として使われている関係上、SEO対策に悪用されないようにするためであるという。(wikipedia)cとは、Google 日本語入力のオープンソース版である。これは2010年5月11日にGoogle日本語入力をGoogle Chrome OSに移植するために必要な部分をオープンソースしたものである。 (Wikipediaより)


終わりに

Ubuntuはなんかapt-get mozcとかでインストールできるらしいんで帰ってどうぞ。

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