AWS認定 Solution Architect Associate 受験体験談
AWS認定 Solution Architect Associate 受験体験談:
2018年6月に Solution Architect Associate(旧バージョン)を受験し、合格しました。このエントリーはその勉強方法を晒す受験体験談です。今後、同試験を受けられる方のために、『実際、こんなこと勉強したら合格しましたよ』というのを残しておきたいと思います。
Solution Architect Associate は 2018年8月から新バージョンに移行しています。学習範囲としては大きく変わるものではありませんが、新旧のバージョンの違いを意識した上で、お読みいただけると幸いです。
ちなみに、私の受験結果は以下の通りでした。
SIerに新卒で入社してから十数年、主にオンプレのインフラエンジニアを担当しています。構築もやりますが、だいぶ運用寄りです。ここ数年は、社内における 某Cloudサービス(≠AWS)の技術支援に従事しています。
趣味(?)として、Developers I/OをFeedに登録して記事を流し読みするぐらいはしていましたが、AWSを仕事で使ったことはありませんでした。
実は、学習開始前の情報収集・準備に一番気合をいれました。ここを間違えると、違った方向に努力してしまい、無駄な学習をしてしまうからです。
どのような試験が行われるのか確認します。
基本中の基本なので、一度は読みましょう。
AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/
まず、画面右側の「試験ガイドのダウンロード」ボタンを押して、試験ガイドをダウンロードしましょう。
特に ”評価対象となる分野と全体に占める割合” と “出題範囲” は重要です。
出題範囲を知ることによって学習すべき範囲が分かりますし、全体に占める割合を知ることによって範囲の中でもどこを重点的に学習すべきかが分かります。

(旧試験の内容ですので、ご注意ください)
次に、画面右側の「サンプル問題のダウンロード」ボタンを押して、サンプル問題をダウンロードしましょう。
先輩方の受験体験記によると、本番と比べると易しい問題が掲載されているようです。問題の雰囲気を掴む程度に使いました。ちなみに、試験に向けた学習開始前に、まずこのサンプル問題を解いてみて、なんとか全問正解できて、ほっとしたのを覚えています。
AWS Black Belt Online Seminar 2017 AWS 認定試験取得に向けて
https://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/aws-black-belt-online-seminar-2017-aws
AWS クラウドサービス活用資料集 Black Belt (通称 黒帯)は、AWS自らがだしているAWS各サービスを活用するための資料集です。大変多くの資料が公開されているので、これだけでもかなり読み応えがあります。
そして、黒帯でAWS認定試験合格に向けての資料が公開されています。
公式らしく、試験主催者側が想定する学習方法が書かれているので、こちらも一度読むと良いと思います。
今までの経験上、効率良く目的に達するためには、成功者の成功体験を聞くのが一番手っ取り早いです。難易度を想像したり、だいたいどれぐらい時間をかけて学習すれば合格レベルに達するのか、お手軽に判断するために、先輩方の受験記を読み漁りました。結果、大変役に立ちました。ありがとうございました。
AWSソリューションアーキテクト(アソシエイトレベル)試験を受けてきた
http://www.ketancho.net/entry/2015/03/25/000000
【合格しました!】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト 受験記
https://qiita.com/chihiro/items/efad41f83a954f12ec8f
AWS認定のソリューションアーキテクトアソシエイトが5年ぶりに改訂されたのでサンプル問題を日本語訳してみた
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/saa-february-2018-sample-questions/
新人でも合格できるAWSソリューションアーキテクト アソシエイトの話 - 2015 Edition -
http://blog.serverworks.co.jp/tech/2015/11/04/fy2015-asa-review/
AWS SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)に合格しました
http://defmementomori.hateblo.jp/entry/2017/12/25/075503
計画を立てた上で学習を開始しました。学習した内容を晒していきます。
サンプル問題では物足りなかったので、有料の模擬試験を受けました。
本番と同じテストシステムで、20問出題されます。ちょっと独特なインターフェイスのテストシステムなので、未受験な方は模擬試験をうけてこのテストシステムに慣れることをオススメします。
模擬試験結果もおいておきますね。
合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト -アソシエイト Kindle版
https://amzn.to/2pCDkZl
現在、日本語で出ているほとんど唯一の対策本です。試験合格に必要な主要サービスを体系立てて説明してくれています。この本で、虫食い状態の知識を補完し自分の理解が足りていないサービスを見つけ出し、足りない細かな枝葉の部分は後述するBlack Beltなどで補完するという学習方法を取りました。
このやり方は非常に私にあっており、多くない学習時間の中で効率的に学習することができました。
AWS クラウドサービス活用資料集(通称 黒帯)
https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/
黒帯と通称されている AWSのオンラインセミナー資料です。
サービスごとに資料がまとまっており、合格対策本にのっていない詳しめな仕様を学習することができます。Black Belt 資料を読むことが私の学習の中心でした。結果として、BlackBeltの資料を読むことで、Associateレベルの試験合格に必要十分な知識を得ることができました。
SlideShare と PDFで公開されているので、スマホ使ってすきま時間にどんどん読破していくのがオススメです。スマホバンザイ。
私が Solution Architect Associate 試験を受験する上で、読んだサービスのリストは以下の通りです。ご参考までに。。
オンラインで、実際の操作をハンズオンで体験できるオンライン研修サービスに申し込みました。実際の操作感を試すことができて非常に有用ではありましたが、Solution Architect Associate試験に合格することだけを考えるのであれば、不要だった気がします。
再掲しますが、以下のスコアで合格することができました。
七割ぐらいは答えがハッキリしている設問だったので、わからない問題はあっさり飛ばして次の問題に進み、最後たっぷりあまった時間で怪しい問題を悩んでいく、というスタイルがオススメです。
はじめに
2018年6月に Solution Architect Associate(旧バージョン)を受験し、合格しました。このエントリーはその勉強方法を晒す受験体験談です。今後、同試験を受けられる方のために、『実際、こんなこと勉強したら合格しましたよ』というのを残しておきたいと思います。Solution Architect Associate は 2018年8月から新バージョンに移行しています。学習範囲としては大きく変わるものではありませんが、新旧のバージョンの違いを意識した上で、お読みいただけると幸いです。
ちなみに、私の受験結果は以下の通りでした。
総合評点: 90% トピックレベルスコアリング: 1.0 Designing highly available, cost-efficient, fault-tolerant, scalable systems: 90% 2.0 Implementation/Deployment: 83% 3.0 Data Security: 90% 4.0 Troubleshooting: 100%
受験時の私の知識レベル
SIerに新卒で入社してから十数年、主にオンプレのインフラエンジニアを担当しています。構築もやりますが、だいぶ運用寄りです。ここ数年は、社内における 某Cloudサービス(≠AWS)の技術支援に従事しています。趣味(?)として、Developers I/OをFeedに登録して記事を流し読みするぐらいはしていましたが、AWSを仕事で使ったことはありませんでした。
学習開始前
実は、学習開始前の情報収集・準備に一番気合をいれました。ここを間違えると、違った方向に努力してしまい、無駄な学習をしてしまうからです。
受験要綱を確認する
どのような試験が行われるのか確認します。基本中の基本なので、一度は読みましょう。
AWS 認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト
https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-solutions-architect-associate/
まず、画面右側の「試験ガイドのダウンロード」ボタンを押して、試験ガイドをダウンロードしましょう。
特に ”評価対象となる分野と全体に占める割合” と “出題範囲” は重要です。
出題範囲を知ることによって学習すべき範囲が分かりますし、全体に占める割合を知ることによって範囲の中でもどこを重点的に学習すべきかが分かります。

(旧試験の内容ですので、ご注意ください)
次に、画面右側の「サンプル問題のダウンロード」ボタンを押して、サンプル問題をダウンロードしましょう。
先輩方の受験体験記によると、本番と比べると易しい問題が掲載されているようです。問題の雰囲気を掴む程度に使いました。ちなみに、試験に向けた学習開始前に、まずこのサンプル問題を解いてみて、なんとか全問正解できて、ほっとしたのを覚えています。
認定試験取得に関する AWS Black Belt Online Seminar資料を読む
AWS Black Belt Online Seminar 2017 AWS 認定試験取得に向けてhttps://www.slideshare.net/AmazonWebServicesJapan/aws-black-belt-online-seminar-2017-aws
AWS クラウドサービス活用資料集 Black Belt (通称 黒帯)は、AWS自らがだしているAWS各サービスを活用するための資料集です。大変多くの資料が公開されているので、これだけでもかなり読み応えがあります。
そして、黒帯でAWS認定試験合格に向けての資料が公開されています。
公式らしく、試験主催者側が想定する学習方法が書かれているので、こちらも一度読むと良いと思います。
受験体験談を読み漁る
今までの経験上、効率良く目的に達するためには、成功者の成功体験を聞くのが一番手っ取り早いです。難易度を想像したり、だいたいどれぐらい時間をかけて学習すれば合格レベルに達するのか、お手軽に判断するために、先輩方の受験記を読み漁りました。結果、大変役に立ちました。ありがとうございました。AWSソリューションアーキテクト(アソシエイトレベル)試験を受けてきた
http://www.ketancho.net/entry/2015/03/25/000000
【合格しました!】AWS 認定ソリューションアーキテクト アソシエイト 受験記
https://qiita.com/chihiro/items/efad41f83a954f12ec8f
AWS認定のソリューションアーキテクトアソシエイトが5年ぶりに改訂されたのでサンプル問題を日本語訳してみた
https://dev.classmethod.jp/cloud/aws/saa-february-2018-sample-questions/
新人でも合格できるAWSソリューションアーキテクト アソシエイトの話 - 2015 Edition -
http://blog.serverworks.co.jp/tech/2015/11/04/fy2015-asa-review/
AWS SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)に合格しました
http://defmementomori.hateblo.jp/entry/2017/12/25/075503
学習開始
計画を立てた上で学習を開始しました。学習した内容を晒していきます。
① 模擬試験
サンプル問題では物足りなかったので、有料の模擬試験を受けました。本番と同じテストシステムで、20問出題されます。ちょっと独特なインターフェイスのテストシステムなので、未受験な方は模擬試験をうけてこのテストシステムに慣れることをオススメします。
模擬試験結果もおいておきますね。
総合評点: 85% トピックレベルスコアリング: 1.0 Designing highly available, cost-efficient, fault-tolerant, scalable systems: 83% 2.0 Implementation/Deployment: 100% 3.0 Data Security: 75% 4.0 Troubleshooting: 100%
② 対策本
合格対策 AWS認定ソリューションアーキテクト -アソシエイト Kindle版https://amzn.to/2pCDkZl
現在、日本語で出ているほとんど唯一の対策本です。試験合格に必要な主要サービスを体系立てて説明してくれています。この本で、虫食い状態の知識を補完し自分の理解が足りていないサービスを見つけ出し、足りない細かな枝葉の部分は後述するBlack Beltなどで補完するという学習方法を取りました。
このやり方は非常に私にあっており、多くない学習時間の中で効率的に学習することができました。
③ AWS Black Belt Online Seminar資料
AWS クラウドサービス活用資料集(通称 黒帯)https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/
黒帯と通称されている AWSのオンラインセミナー資料です。
サービスごとに資料がまとまっており、合格対策本にのっていない詳しめな仕様を学習することができます。Black Belt 資料を読むことが私の学習の中心でした。結果として、BlackBeltの資料を読むことで、Associateレベルの試験合格に必要十分な知識を得ることができました。
SlideShare と PDFで公開されているので、スマホ使ってすきま時間にどんどん読破していくのがオススメです。スマホバンザイ。
私が Solution Architect Associate 試験を受験する上で、読んだサービスのリストは以下の通りです。ご参考までに。。
最重要だから3回読んだもの
- VPC
- S3
- IAM
- EC2
- EBS
- ELB(Auto Scale)
- CloudWatch
- ElastiCache
- Glacier
- SQS
- RDS
次に重要っぽいから2回読んだもの
- CloudFront
- CloudFormation
- SNS
- Route 53
- Beanstalk
- DynamoDB
試験ガイドに登場してたから一応1回は読んでみたもの
- Direct Connect
- Storage Gateway
- OpsWorks
- CloudTrail
- Trusted Advisor
- CloudWatch Logs
④ Qwiklabs
オンラインで、実際の操作をハンズオンで体験できるオンライン研修サービスに申し込みました。実際の操作感を試すことができて非常に有用ではありましたが、Solution Architect Associate試験に合格することだけを考えるのであれば、不要だった気がします。
受験結果
再掲しますが、以下のスコアで合格することができました。七割ぐらいは答えがハッキリしている設問だったので、わからない問題はあっさり飛ばして次の問題に進み、最後たっぷりあまった時間で怪しい問題を悩んでいく、というスタイルがオススメです。
総合評点: 90% トピックレベルスコアリング: 1.0 Designing highly available, cost-efficient, fault-tolerant, scalable systems: 90% 2.0 Implementation/Deployment: 83% 3.0 Data Security: 90% 4.0 Troubleshooting: 100%
その他気づいたこと
- 試験範囲のBlack Beltを精読することで十分合格に必要な知識に達することができると感じました。
- オンライン受験中、リモートで監視されています。顔を覆うような仕草もNGのようで、私は集中すると頬杖をついたり鼻を触る癖があるのですが、何回か注意をされました。
- 私が受験した場所だけかもしれませんが、テスト途中で何回かオンラインテストアプリが不正終了し、リモートから再起動を掛けられました。テスト時間はとまりますが、集中力が途切れるので意外と厄介でした
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