すぐに始められる: エンタープライズ レベルの仮想アシスタントの構築

すぐに始められる: エンタープライズ レベルの仮想アシスタントの構築:

執筆者: Lili Cheng (Corporate Vice President, Artificial Intelligence and Research Group)

このポストは、2018 年 11 月 14 日に投稿された Get started in minutes: Build your own enterprise grade virtual assistant の翻訳です。



運転中の車中で最寄りのガソリン スタンドを探したり、工場で製造ラインを停止する場合には、会話のほうが操作しやすかったり、生産性が高かったりすることが考えられます。世界は今、人がコンピューターを学び、慣れる必要があった時代から、コンピューターが人を理解し、人と自然に会話する手段を学ぶ時代へと進化しています。

Azure Bot Service は、Web サイト、アプリ、Cortana、Microsoft Teams、Skype、Slack、Facebook Messenger などの利用者と自然に対話するインテリジェントなボットを開発、接続、デプロイ、管理できるサービスです。36 万人を超える Azure Bot Service 開発者の皆様のために、マイクロソフトはさらなる生産性向上につながるツールやフレームワークの強化に取り組んでいます。今回、仮想アシスタント用のオープンソースのボット ソリューション アクセラレータのプレビューをリリースしました。このソリューション アクセラレータにより、開発者はすばやく作業を開始して、ブランディングされた仮想アシスタントを簡単に作成できるようになります。また、ボット開発の生産性を向上する Bot Framework SDK (ソフトウェア開発キット) およびツールのバージョン 4.1 の一般提供も開始しました。さらに、マイクロソフトは会話型 AI およびボット開発で有名なソフトウェア製品デザイン スタジオ XOXCO の買収契約を締結しました。

ブランドの仮想アシスタントを作成する

会話型アシスタントを自社ブランド用にカスタマイズし、顧客に合わせてパーソナライズして、幅広い会話型アプリケーションやデバイスで提供したいというお客様やパートナー様のニーズが高まっています。

マイクロソフトは、あらゆる企業が独自の仮想アシスタントを構築できるようにすることを目指しています。そこで、アシスタント開発に取り組むパートナー様のベスト プラクティスを活用することにしました。マイクロソフトは、ボット開発におけるオープンソースのアプローチを継続し、この仮想アシスタント用のソリューション アクセラレータを GitHub に公開 (英語) しました。これにより、基本機能セット上に構築されたエンドユーザー エクスペリエンスを完全に制御できるようになります。また、エンドユーザーや任意のデバイスおよびエコシステムに関するインテリジェンスが組み込まれており、真の統合された会話型エクスペリエンスを実現します。

主にエンド ユーザー向けのさまざまな機能を幅広く提供します。さらに、開発効率の向上と開発エコシステムの活発化のために、再利用可能な会話スキルの初期サンプルを用意しています。これらのスキルを会話型アプリケーションに応用すると、目標物の特定や、予定表、タスク、メールの操作など、さまざまな会話型エクスペリエンスを実現できます。これらは複数の言語モデル、ダイアログ、コードで構成されており、完全にカスタマイズ可能です。
利用方法については、Virtual Assistant のドキュメント (英語) をご覧ください。



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Bot Framework SDK およびツール 4.1 をリリース

Microsoft Ignite 2018 にてリリースした Bot Framework SDK バージョン 4.0 の成功に続き、Bot Framework Emulator、Web Chat コントロール、C# および JavaScript SDK バージョン 4.1 の一般提供を開始します。

Bot Framework Emulator バージョン 4 では、会話型エクスペリエンスの一部である各種サービスの統合と管理を簡素化しました。開発者は Azure に直接ログインし、Language Understanding (LUIS) や QnA Maker などの会話型エクスペリエンス構築に使用される Cognitive Services を管理することができます。詳細は GitHub (英語) をご覧ください。

Web Chat コントロールを使用すると、既存の Web サイトにボットをすばやく統合できるようになります。Web Chat バージョン 4 では、色、余白、サイズの変更など、チャット ウィンドウを完全にカスタマイズする機能や、ウィンドウにカスタムのグラフィックやロゴを追加できるブランディング機能をご利用いただけます。

詳細は Bot Framework SDK およびツール 4.1 のリリースに関するブログ記事 (英語) をご覧ください。



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マイクロソフトが XOXCO を買収

XOXCO logo

マイクロソフトは、会話型 AI およびボット開発で有名なソフトウェア製品デザインおよび開発スタジオ XOXCO (英語) の買収契約を締結しました。同社は 2013 年より会話型 AI の開発に取り組んでおり、初の商用ボットとなる Slack 用の会議設定ボット Howdy や、多くの GitHub 開発者が利用する開発ツール Botkit などを提供しています。マイクロソフトは長年にわたって XOXCO と提携し、多くの技術を共有しています。

今回の買収により、AI 開発、AI との会話、対話が一般化され、会話型エクスペリエンスの統合実現にさらに近づくでしょう。XOXCO チームの加入を歓迎すると共に、コミュニティと協力してイノベーションを加速し、AI が提供する多くのメリットをお客様が活用できるように取り組んでまいります。

詳しくはブログの発表記事 (英語) をご覧ください。

利用を開始する

マイクロソフトは今後も会話型 AI のツールとフレームワークの強化に取り組んでまいります。顧客向けの会話型エクスペリエンスの開発にご活用いただければ幸いです。ぜひ今すぐお試しください



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