認知障害:脳血液関門の障害が早期マーカーとなりえる 周皮細胞の重要性

認知障害:脳血液関門の障害が早期マーカーとなりえる 周皮細胞の重要性: 脳毛細血管の早期損傷は認知機能障害と関連すると高齢者の検討研究



脳脊髄液中のsoluble platelet-derived growth factor receptor-β は、新しい周皮細胞障害のマーカーで認知障害進行とともに増加する





血液脳関門関連毛細血管壁周皮細胞、可溶性platelet-derived growth factor receptor-β:可溶性PDGF受容体の役割の検討



ダイナミック造影磁気共鳴画像法(DCE-MRI)による動的造影剤領域的血液脳関門透過性の評価



この周皮細胞は、血液脳関門正常性維持に関与し、認知症・認知障害の初期マーカーの可能性



アミロイドβやτ蛋白の臨床応用アイディアは臨床トライアルでなかなか成果をだせない状況。新しいアイディアが必要



Blood–brain barrier breakdown is an early biomarker of human cognitive dysfunction

Daniel A. Nation,et al.

Nature Medicine (2019 Published: 14 January 2019





早期認知機能障害を有する161人, CDRスコア 0(正常; n = 82)、0.5(非常に軽度の認知症; n = 63)、または1(軽度の認知症; n = 16)。サンプルの平均年齢 約72歳、男性 51.6、APOE ε4対立遺伝子 44.5%



42残基アミロイドベータ:陽性または陰性、またはリン酸化タウについて陽性または陰性で層別化し、認知機能障害となりえる他の疾患、血管性認知症、血管性認知障害、パーキンソン病、レビー小体型認知症、前頭側頭型認知症、またはその他の障害認知障害を除外





CSF中の可溶性可溶性PDGF受容体-βは、より高いCDRスコアと共に増加し、これは認知機能障害を伴う進行性周皮細胞損傷を示唆。

さらには可溶性PDGF受容体βは、アミロイドβやτ蛋白補正後でも 認知機能障害の重要な予測因子。





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