オリィ研究所、ロボットの遠隔操作テストパイロットを10名募集
オリィ研究所、ロボットの遠隔操作テストパイロットを10名募集:
テレワークや遠隔教育などに利用される遠隔操作型のロボット「OriHime」を開発・提供している株式会社オリィ研究所(東京都港区)は、既に全国で利用されている20cmのテレワーク分身ロボット「OriHime」、ならびに昨年発表した120cmの研究機「OriHime-D」を用いた新たな社会参加、働き方を模索すべく、テストパイロットを追加で10名前後募集することを発表した。
同社は、テレワークや遠隔教育などに利用される遠隔操作型のロボット「OriHime」、ならびに肢体不自由患者の為の意思伝達装置を開発・提供しており、一般社団法人WITH ALS(東京都港区)と共に、様々な理由で働くことができない人達がテレワークで仕事を続けられる可能性を研究するプロジェクト「働くTECH LAB」を実施している。
今回、既に全国の学校や企業で利用されている20cmのテレワーク分身ロボット「OriHime」、ならびに昨年発表した120cmの研究モデル「OriHime-D」を用いた新たな社会参加、働き方を模索すべく、研究に参加するモニターユーザーを10名前後募集する。
オリィ研究所ではOriHimeを利用したテレワーク向けサービスを展開しており、同社内にも育児・重度障害により一度も生身で出社すること無くOriHimeでテレワークを行っている従業員が3名いる。いくつかの企業もテレワーク目的でOriHimeを導入し、主に女性を中心に”自宅にいる時の顔や家の中を見られることなく、本当に出社しているように勤務できるテレワークツール”として利用が広まっているという。
全身20cmのOriHimeは簡単なジェスチャーにより現場に指示を出したり、オフィスの仲間らとの「まるで本当にいるような」コミュニケーションがとれる事が特徴だが、その一方で移動はできず身長も小さいため、接客や受付などはできる仕事の種類に制限があった。そこで、オリィ研究所は昨年新たな研究用モデルとして、移動が可能な全長約120cmの新型の分身ロボット「OriHime -D」を開発した。
昨年11月~12月にかけて日本財団ビルで開催した「分身ロボットカフェ”DAWN ver.β”」のプロジェクトでは、全国の肢体不自由で外出困難なパイロット10名を選出し、「OriHime」ならびに「OriHime-D」を操作し、店内を走り回りオーダーをとってドリンクをテーブルに運び、店員と会話するの接客実験を行った。10日間で778名を接客し、有効回答数709名分のアンケート調査などでのデータ収集を行った他、現地でOriHime-Dを毎日機能拡張させ、カフェ運営の改良を進めたようだ。
また、ほとんど眼しか動かせず話す事ができないALSの患者も、オリィ研究所が開発している視線入力PC「OriHime-eye」との組み合わせでOriHime-Dの操作を実現し、あらかじめ用意されたセリフを選択してカフェ接客する事に成功している。
外出困難者がOriHimeで働くカフェのプロジェクトは2020年に常設店を目指している他、他にもいくつかの企業と共に、OriHime,OriHime-Dを使った接客や受付、通訳や遠隔アシスタントなどのテレワーク実験を複数実施している。
そこで、新たに働きたい意志や能力があるが様々な理由により外出が困難なテストパイロットを10名前後募集し、「OriHime」、「OriHime-D」を遠隔操作しての接客やオフィス出社など様々な就労ケースでの実験を行う考えだ。
今回のモニターパイロットの募集では、身体障害や育児や介護など様々な理由で「働く意志があるが外出が困難な方」を対象とし、パイロット期間は2019年4月~2020年3月までの1年間。実際の接客などのフィールド実験の際は謝金も支払われる。
例としては、在宅者(パイロット)がチームと一緒に展示会で説明員をしてパンフレットを手渡したり、店頭販売を行ったり、オフィスや飲食店などで配膳を行ったり、演劇や舞台などへの参加などを想定しているが、パイロットや、パートナー企業からもアイディアを募集する。
同社は、テレワークや遠隔教育などに利用される遠隔操作型のロボット「OriHime」、ならびに肢体不自由患者の為の意思伝達装置を開発・提供しており、一般社団法人WITH ALS(東京都港区)と共に、様々な理由で働くことができない人達がテレワークで仕事を続けられる可能性を研究するプロジェクト「働くTECH LAB」を実施している。
今回、既に全国の学校や企業で利用されている20cmのテレワーク分身ロボット「OriHime」、ならびに昨年発表した120cmの研究モデル「OriHime-D」を用いた新たな社会参加、働き方を模索すべく、研究に参加するモニターユーザーを10名前後募集する。
オリィ研究所ではOriHimeを利用したテレワーク向けサービスを展開しており、同社内にも育児・重度障害により一度も生身で出社すること無くOriHimeでテレワークを行っている従業員が3名いる。いくつかの企業もテレワーク目的でOriHimeを導入し、主に女性を中心に”自宅にいる時の顔や家の中を見られることなく、本当に出社しているように勤務できるテレワークツール”として利用が広まっているという。
全身20cmのOriHimeは簡単なジェスチャーにより現場に指示を出したり、オフィスの仲間らとの「まるで本当にいるような」コミュニケーションがとれる事が特徴だが、その一方で移動はできず身長も小さいため、接客や受付などはできる仕事の種類に制限があった。そこで、オリィ研究所は昨年新たな研究用モデルとして、移動が可能な全長約120cmの新型の分身ロボット「OriHime -D」を開発した。
OriHime -D
この研究用モデルを用いて、従来のテレワークでは実現できていなかった肉体労働、接客業への参加の可能性を探るため共同での事業開発・研究等が可能な企業・研究機関を募集したところ、いくつかの企業、大学から協力の声があがったという。昨年11月~12月にかけて日本財団ビルで開催した「分身ロボットカフェ”DAWN ver.β”」のプロジェクトでは、全国の肢体不自由で外出困難なパイロット10名を選出し、「OriHime」ならびに「OriHime-D」を操作し、店内を走り回りオーダーをとってドリンクをテーブルに運び、店員と会話するの接客実験を行った。10日間で778名を接客し、有効回答数709名分のアンケート調査などでのデータ収集を行った他、現地でOriHime-Dを毎日機能拡張させ、カフェ運営の改良を進めたようだ。
また、ほとんど眼しか動かせず話す事ができないALSの患者も、オリィ研究所が開発している視線入力PC「OriHime-eye」との組み合わせでOriHime-Dの操作を実現し、あらかじめ用意されたセリフを選択してカフェ接客する事に成功している。
外出困難者がOriHimeで働くカフェのプロジェクトは2020年に常設店を目指している他、他にもいくつかの企業と共に、OriHime,OriHime-Dを使った接客や受付、通訳や遠隔アシスタントなどのテレワーク実験を複数実施している。
そこで、新たに働きたい意志や能力があるが様々な理由により外出が困難なテストパイロットを10名前後募集し、「OriHime」、「OriHime-D」を遠隔操作しての接客やオフィス出社など様々な就労ケースでの実験を行う考えだ。
今回のモニターパイロットの募集では、身体障害や育児や介護など様々な理由で「働く意志があるが外出が困難な方」を対象とし、パイロット期間は2019年4月~2020年3月までの1年間。実際の接客などのフィールド実験の際は謝金も支払われる。
例としては、在宅者(パイロット)がチームと一緒に展示会で説明員をしてパンフレットを手渡したり、店頭販売を行ったり、オフィスや飲食店などで配膳を行ったり、演劇や舞台などへの参加などを想定しているが、パイロットや、パートナー企業からもアイディアを募集する。
テストパイロット応募要項
1. 年齢18歳以上、あるいは15歳以上(18歳未満の場合、保護者の承認が必要)
2. 病気、怪我、介護、住む地域などの理由で外出が困難
3. 正規雇用、パート、アルバイト問わず就労の意思がある
4. PCを普段から使い慣れている(ワード、エクセル、SNS程度はできる)
5. 新しい事や挑戦が好きで、社交的な方
問い合わせページから、「テストパイロット応募」と記入して連絡することで応募が可能。応募締め切りは2019年2月28日までとされている。1. 年齢18歳以上、あるいは15歳以上(18歳未満の場合、保護者の承認が必要)
2. 病気、怪我、介護、住む地域などの理由で外出が困難
3. 正規雇用、パート、アルバイト問わず就労の意思がある
4. PCを普段から使い慣れている(ワード、エクセル、SNS程度はできる)
5. 新しい事や挑戦が好きで、社交的な方
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