COPD: 血中好酸球数減少は予後不良バイオマーカー

COPD: 血中好酸球数減少は予後不良バイオマーカー:

韓国からの報告





Blood eosinophil count as a prognostic biomarker in COPD

Published 31 October 2018 Volume 2018:13 Pages 3589—3596

International Journal of COPD 2018:13 3589–3596







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【背景】血中好酸球増加はCOPD急性増悪予防に於ける吸入ステロイド反応性のバイオマーカーで、血中好酸球数減少は吸入ステロイド使用COPD患者で肺炎リスク増加と関連する。しかし、血中好酸球数に関する予後的役割の検討は少ない。COPD血中好酸球数に基づき関連因子と死亡率検討。



【目的】Lung Disease cohort (n=395) 、韓国COPD Kangwon University Hospitalの Dusty Area cohort (n=234) 。2つの合併コホートを3つに分ける:高 5%以上、中 2-5%、低 2%未満



【結果】高血中好酸球数群は



  • 6分間歩行距離長く (high =445.8±81.4, middle =428.5±88.0,  low =414.7±86.3 m)
  • BMI高値(23.3±3.1, 23.1±3.1, 22.5±3.2 kg/m2 )
  • 気腫指数低く (18.5±14.1, 22.2±15.3,  23.7±16.3)
  • IC/TLC比高い (32.6±7.4, 32.4±9.2,  29.9% ± 8.9%) (P<0.05)




生存期間は、好酸球数増加ほど増加 (high =9.52±0.23, middle =8.47±1.94, low =7.42±0.27 年間, P<0.05)



多変量線形回帰解析で、気腫指標は血中好酸球数と独立して逆相関 (P<0.05)



【結論】COPDPB類似:H31.2において、気腫重症度は血中好酸球数低値と関連し、生存期間の長さは血中好酸球増加と関連するが、多変量解析では明らかではなかった。



Keywords: blood eosinophil, COPD, biomarker


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