Azure のオープン ソース データベース サービスの最新情報 – Ignite 2018
Azure のオープン ソース データベース サービスの最新情報 – Ignite 2018:
執筆者: Sudhakar Sannakkayala (General Manager, Azure Data)
このポストは、2018 年 9 月 24 日に投稿された Latest updates to Open Source Database Services for Azure – Ignite 2018 の翻訳です。
2018 年 7 月に投稿したブログ記事では、MySQL と PostgreSQL 向けの Azure データベース サービスに新機能を追加しようと奮闘するチームの取り組み (英語) を紹介しました。そして、リレーショナル データベース エンジンの選択肢を広げ、一連の新機能をお届けするために行ってきたその成果が、Ignite 2018 に合わせて披露されます。この記事では、Azure の新サービスと既存のサービスに追加された新機能についてさらに詳しくお伝えしたいと思います。こうした新サービスや機能向上の取り組みは、お客様やユーザーの皆様からいただいたフィードバックをもとに実施しています。
執筆者: Sudhakar Sannakkayala (General Manager, Azure Data)
このポストは、2018 年 9 月 24 日に投稿された Latest updates to Open Source Database Services for Azure – Ignite 2018 の翻訳です。
2018 年 7 月に投稿したブログ記事では、MySQL と PostgreSQL 向けの Azure データベース サービスに新機能を追加しようと奮闘するチームの取り組み (英語) を紹介しました。そして、リレーショナル データベース エンジンの選択肢を広げ、一連の新機能をお届けするために行ってきたその成果が、Ignite 2018 に合わせて披露されます。この記事では、Azure の新サービスと既存のサービスに追加された新機能についてさらに詳しくお伝えしたいと思います。こうした新サービスや機能向上の取り組みは、お客様やユーザーの皆様からいただいたフィードバックをもとに実施しています。
Azure Database for MariaDB のプレビューを公開
Azure Database for MariaDB サービスのプレビューの提供が開始されました。このサービスは、エンタープライズ レベルのフル マネージドのコミュニティ版 MariaDB を提供するもので、オープンソースの互換性、組み込みの高可用性、動的スケーリング、柔軟な価格体系を特徴としています。MariaDB Community Edition をご利用いただくと、リフト アンド シフト方式でクラウドに簡単に移行できるほか、お好みの言語やフレームワークを使用できます。今回のリリースにより、高機能の MariaDB を Azure 上で実行できるようになりました。Azure Database for MySQL – リード レプリカ機能のプレビューを公開
Azure Database for MySQL で、データの非同期の連続レプリケーションがサポートされました。1 つの Azure Database for MySQL サーバー (マスター) から、同じリージョンの 5 つまでの Azure Database for MySQL サーバー (レプリカ) へのレプリケーションが可能です。これにより、読み取り操作の多いワークロードを、1 つの Azure Database for MySQL サーバーのキャパシティに縛られることなくスケーリングし、ユーザーの設定に応じてレプリカ サーバー間で負荷分散できます。レプリカ サーバーは読み取り専用です。ただし、マスターでのデータに対する変更に伴ってレプリケートされる書き込み操作は例外です。レプリカ サーバーへのレプリケーションを停止すると、そのサーバーはスタンドアロン サーバーとなり、読み取りも書き込みも受け付けるようになります。Azure Database for PostgreSQL – Intelligent Performance 機能のプレビューを公開
Intelligent Performance サービスの一環として、Azure Database for PostgreSQL で Query Store、Query Performance Insight、Performance Recommendations のプレビューがサポートされました。これらの機能を組み合わせてデータベースを調べることで、ワークロードをより深く理解したり、ボトルネックを特定したり、クエリ パフォーマンスの変化を検出したりすることができます。- Query Store は、クエリ実行の統計情報と待機イベントの分布情報を収集、保存する機能です。この機能によってデータベースを調べることで、ワークロードへの深い理解、ボトルネックの特定、クエリ パフォーマンスの変化の検出が可能になります。Query Store は、Intelligent Performance の他の 2 つの機能である Query Performance Insight と Performance Recommendations の基盤でもあります。
- Query Performance Insight を利用すると、データベース ワークロードを Azure Portal の GUI で調査し、実行時間の長いクエリを特定したり、クエリに関連する待機の統計を調べたり、クエリ パフォーマンスの変動を確認したりすることができます。
- Performance Recommendations を利用すると、データベースを分析し、そのデータベースのパフォーマンス向上のための推奨事項のリストを取得できます (ある場合)。現時点で Performance Recommendations 機能によって得られるのは、インデックス作成に関する推奨事項のみです。インデックス作成に関する各推奨事項には、テーブル名や列名などの一般的な情報と共に、関連するインデックスを作成するための SQL コマンドが含まれています。パフォーマンスの推奨事項に従って対策を講じるには、コマンドをコピーして PostgreSQL クライアント アプリケーションに貼り付けるだけです。なお、パフォーマンスの推奨事項を実装した後はパフォーマンス テストを実施し、変更による影響を確認するようにしてください。
MySQL および PostgreSQL 向けの Azure データベース サービス – Advanced Threat Protection のプレビューを公開
Azure Database for MySQL と Azure Database for PostgreSQL の Advanced Threat Protection を利用すると、潜在的な脅威が発生したときに適切に検出、対処できます。ユーザーには、不審なデータベース アクティビティが発生した際に、潜在的な脆弱性、データベースへの異常なアクセス、クエリ パターンが記載されたアラートが届きます。この機能は Azure Security Center のアラートと統合されており、不審なアクティビティの詳細と、そうしたアクティビティを調査、抑制するための推奨事項を提示します。Advanced Threat Protection があれば、セキュリティの専門家の支援を受けたり、高度なセキュリティ監視システムを管理したりしなくても、データベースに対する脅威に簡単に対処できます。MySQL および PostgreSQL 向けの Azure データベース サービス – Azure へのオンライン移行機能のプレビューを公開
Azure Database Migration Service (DMS) は、複数のデータベース ソースから Azure Data プラットフォームへと最小限のダウンタイムでシームレスに移行できるフル マネージド サービスです。このサービスで以下の機能のプレビューがサポートされるようになりました。- オンプレミスまたは仮想マシン上で稼動している MySQL データベースを Azure Database for MySQL に移行
- オンプレミスまたは仮想マシン上で稼動している PostgreSQL データベースを Azure Database for PostgreSQL に移行
MySQL、PostgreSQL、MariaDB 向け Azure データベース サービスの関連情報
これらのデータベース サービスをご利用のお客様は、以下の関連情報もぜひご確認ください。- Azure Database for MariaDB
- Azure Database for MySQL
- Azure Database for PostgreSQL
- Azure の無料アカウントにサインアップ
- Azure Database Migration ガイド (英語)
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